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活動報告(近畿)

①「空調自動制御のチェックポイント」 ②「ITの基礎とビルオートメーションの通信バス」

活動名①「空調自動制御のチェックポイント」
②「ITの基礎とビルオートメーションの通信バス」
講師
① 三機工業株式会社 建築設備技術本部
   副本部長 助飛羅 力(すけひらちから)講師
② ジョンソンコントロールズ株式会社
  プロダクトマーケティング部 桧山 達哉(ひやまたつや)講師
実施日平成25年(2013年)9月25日(水)13:30~17:00
場所TKP大阪ビジネスセンター 8D会議室
大阪市福島区福島5-4-21 TKP ゲートタワービル
参加者24名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者近畿地区担当幹事  堀田 保
はじめに

 平成25年度近畿地区活動として、9月25日TKP大阪ビジネスセンターにて 上期勉強会を大阪で開催しましたので、以下に概要を報告致します。

開会のあいさつ

 開会にあたり、計装士会の六平 克(むさかよしき) 代表幹事より、 開会の挨拶と計装士会全体の活動について説明がありました。

勉強会内容

 テーマ①:『空調自動制御のチェックポイント

   ビルマルチエアコンの普及により熱源・空調機のシステムを経験する機会が少なくなり、自動制御に関する知識と経験のない技術者が増加傾向にある。
  また、自動制御に関するトラブル事例に関して纏まっている資料が見当たらない。
  そういう現状の中で、今回は空調設備の自動制御設備の設計・施工・保守に関して留意するポイントについて、説明を受けました。

  1. 全体     1-1設計仕様の確認   1-2客先仕様の有無の確認
  2. 機器まわり 2-1計装設計図の表示 2-2電気的インタロックの確認
            2-3冷凍機まわり     2-4冷却塔まわり     2-5ヘッダーまわり
            2-6水槽まわり       2-7外気調和機まわり  2-8空調機まわり
            2-9制御弁の選定    2-10 VAVの選定     2-11ファンコイルユニット
            2-12 ビルマルチエアコン
  3. センサー   3-1センサーの仕様は  3-2センサーの設置は
  4. 盤、配線   4-1停電・瞬停時の動作は  4-2自動制御盤の構成は
            4-3インバータのオプション設定は   4-4配線ルートは
  5. 保守     5-1保守契約は
  6. まとめ
  7. 質疑応答

   講演内容について

   ・設計仕様、客先仕様の条件から設計、施工、保守に至るまでの、豊富な経験に基づいた 内容で懇切丁寧に講義をして頂きました。
    設計時に留意すべき点やリスクに対する考え方がよく盛り込まれており経験の乏しい技術者の良い教材になり得ると感じました。

助飛羅 講師

 テーマ②:『ITの基礎とビルオートメーションの通信バス

  コンピューター通信における基礎・オープンシステムの定義、変遷、基礎と今後の動向について、説明を受けました。

  1. ITの基礎
  2. ビルの中で使われているプロトコルについて
  3. BACnetについて
  4. オープン化について
  5. まとめ
  6 .質疑応答

  講演内容について
  ・ITの基礎においては、単位・用語といった初歩の知識から説明を頂きBAシステムの概念、オープンシステムの変遷、特徴、新たな時代の オープンシステム化について、分かり易く講義をして頂きました。

桧山 講師
勉強会の様子
アンケート結果

  Q.勉強会の内容について
    満足   6(25%)    ほぼ満足   15(62%)   普通   3(13%)
  Q.この勉強会は貴方の業務に役立つでしょうか
     役立つ  19(79%)   少し役立つ   5(21%)
  Q.時間
     やや長い 8(33%)   普通     15(67%)    無回答  1
  Q.この勉強会(講演会)について
     また出席したい 24(100%)
  Q.今回の勉強会参加について
     本人の希望   20(83%)  上司からの指示  3(13%)  その他 1( 4%)

おわりに

 今回の勉強会は、若い方から経験豊富な方まで多くの方々に参加いただき、 大変有意義な勉強会になったと感じております。
 参加所属会社数も11社と念願の参加会社数を達成することができました。
 今までの経験をもとに、貴重な事例を交えながら分かりやすく講演していただき、 あらためて基礎が大事だということを再認識させられ、また若手技術者への教育に貴重な教材となります。
 アンケートの結果からも、このような勉強会にまた出席したい、 もっと開催してほしいという意見が大半でありました。 関係者のご協力に感謝致します。
 最後にご多忙中にもかかわらず、講師をお引き受けいただきました助飛羅様、桧山様に厚くお礼申し上げるととともに、今後とも益々のご活躍をお祈り申し上げます。

以 上