活動名 勉強会「無線計装」 実施日 令和8年(2026年)3月26日(月) 13:30~16:00 場 所 (株)クラフティア本社(ONE FUKUOKA BLDG.14階会議室) 講 師 講演 槇野 泰
株式会社ネットアルファ 常務取締役参加者 会場:27名
Web: 5名 計:32名 主催 計装士会 報告者 九州・沖縄地区代表幹事 渡邊 高志
1.はじめに
本年度の計装士会 九州・沖縄地区勉強会は、工場・プラント分野において近年導入が進む「無線計装」をテーマとして開催いたしました。無線技術の発展に伴い、計装分野においても設計・施工・保守のあり方が変化しており、本勉強会は無線計装の基礎から最新動向までを体系的に学ぶ機会となりました。


2.勉強会概要
1)無線計装の概念
① 無線計装の概要
・計装分野における無線技術の位置づけ
② 無線計装で用いられる無線方式
・各種無線通信方式の基本的な特徴
③ 無線計装に求められる事項
・信頼性、保守性、施工性に関する要求事項
④ 無線計装導入のポイント
・用途選定、システム構成、運用管理上の留意点
⑤ 無線計装の通信規格
・IEEE802 系規格の概要
2)工場・プラント等で用いられる無線計装
① Wi-Fi(2.4GHz/5GHz/6GHz)
② Bluetooth
③ ISA Wireless(ISA100.11a)
④ WirelessHART
⑤ LPWA(Low Power Wide Area)
⑥ LoRaWAN
3)システムコンポーネント・システム構成
① 横河電機株式会社
② セイコーインスツル株式会社
③ 株式会社チノー
④ 株式会社コニカミノルタ
⑤ キーエンス株式会社
⑥ オムロン株式会社
⑦ DIC株式会社
⑧ 富士電機機器制御株式会社
⑨ 竹中センサーソリューションズ株式会社
⑩ その他(Emerson Industrial Automation 等)
4)ワイヤレスセンサー・計器等
・温度、圧力、流量、振動等の無線センサー
・電池駆動機器の特徴と設置・運用上の留意点
5)無線計装の利点
・省配線による施工性向上
・仮設・テンポラリー用途への適用
・可動部や危険箇所への対応
6)無線計装の今後
・ローカル5Gを含む新たな無線技術の可能性
・今後の計装分野における無線計装の役割と展望
3. 質疑応答
・同一周波数帯を使用した場合の混信対策について質問があり、通信方式の選定、帯域管理、メーカー仕様の事前確認が重要であるとの説明があった。
・複数メーカー機器を使用した場合の監視統合については、上位監視・HMIレベルでの統合は可能である一方、制御層についてはメーカー依存が大きいとの回答があった。
3.さいごに
本勉強会を通じて得られた無線計装に関する知見が、今後の計装業務および技術向上の一助となることを期待いたします。
以 上
【執筆者紹介】
渡邊 高志(わたなべ たかし)
株式会社 クラフティア
技術本部 電気技術部
電気技術一課 電気プラント
チーム長
