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コラム

地震について

東光電気工事株式会社
東京支社リニューアル部
吉野賢治

 3.11東日本大震災から1年が経ち、震災にあわれた方にとっては、忘れられない 事だと思います。
心より御冥福をお祈りいたします。
 多少の知識はありますが、私が関心を持ったので調べた事を書いてみました。

1. 地震とは

 地震は、地下の岩盤のずれ、破壊によって起こる。
 岩盤は、非常に硬くある一定の圧力により、破壊が起きる。
 圧力が耐えられなくなり限界を超えると破壊し、エネルギーが一気に放出する状態。
 日本全国には、陸域で約2000の活断層があるそうです。

2. 地震波について

 地震波は、速度が速いP波(縦波)、速度が遅いS波(横波)に分けられる。
 はじめに感じられる細かい震動(初期微動)がP波、激しい震動が、S波となり、通常たてゆれを感じるのが、P波となり、その後、激しい横ゆれが起きるのが、S波となる。

3. マグニチュードと震度

 『マグニチュード』は、そのものの大きさを表す。
 『震度』は、ゆれのつよさを表す。
 マグニチュードは、エネルギー量を表す指数で、地震計の最大振幅等を用いて計算する。
 専門的な計算式なので、省略する。
 日本の表記は、気象庁マグニチュードを採用しており、世界では、異なるとされている。
 マグニチュードの大きさは、1増えると約32倍、2増えると約1000倍になる。
 ちなみに、関東大震災は、M7.9、阪神淡路大震災は、M7.3、東日本大震災は、M9.0であった。
 従って、東日本大震災は、阪神・淡路大震災の約1000倍のエネルギーの地震であった。 震度は、気象庁が定めている震度階級がある。
 震度0~7(0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7)の10段階でわかれている。
 昔は、体感や被害状況により判断していたが、今は、地震計を用いて判断している。
 震度は、各地にある震度計による物で、設置してある地盤等の条件により、異なる。
 又、気象庁の観測点は、全国で約4,200地点ある。(各自治体等分含む)
 マグニチュードは、地震そのものの大きさ、震度は、各地の規模の大きさの目安とさ れる。

4. 緊急地震速報について

 日本の気象庁が提供している地震警報システムの一つである。
 主要動の到達前に速報を行うシステムとしては、世界初であるとされている。
 震源に近い観測点の地震計で捉えた地震波のデータ解析し、震源位置、規模を即座に推定し、各地での到達時間、震度を推定して可能な限り素早く知らせるもの。
 テレビ等の一般向けが拡大していき、携帯電話にも広く導入されている。その他、高度利用者向けを提供する端末や、ソフトウェアが多様な方式の事業者によって提供されて いる。
仕組みとしては、初期微動のP波と、S波の伝播速度の差を利用して予測する。
 (P波は、毎秒約7km、S波は、毎秒約4km)
 ある資料によると、対応時間が5秒(5秒前に地震速報を知る)あれば、死傷軽減率が約80%軽減できるとされている。
 現在は、携帯電話、スマートフォンアプリにて速報を利用する人がいるが、その情報としては、気象庁の速報にて情報を得ている。
 東日本大震災から注目されるようになった。一般向けから、企業向けまで様々な機器があり、使用目的により選ぶことができる。
 3.11東日本大震災から1年が経過し、日本国民が地震の恐ろしさを痛感したと思う。
 各メディアで、地震に関する報道をされているが、各自住んでいる地域他、日ごろ生活している場所の特長を把握し、防衛することが大事だと思う。