カテゴリー
総会

第27回 計装士会通常総会のご案内

カテゴリー
活動報告(中部・北陸)

ビル遠隔監視サービス 

活動名
ビル遠隔監視サービスの紹介
実施日令和5年(2023年)9月20日(水)13:00~15:00 
参加者5名
主 催計装士会
報告者
中部・北陸地区代表幹事  森本 将之 
        
  • はじめに

アズビル(株)のご協力で、アズビル(株)が運営されている「BOSS-24遠隔監視サービス」の紹介をしていただきました。

BOSSセンターは東日本(関東)と西日本(関西)に拠点があり、本来であれば拠点にお伺いをして見学をさせていただくべきところでしたが、コロナによる外出自粛は解除されたとは言え、いまだ感染者が報告されているため、安全を期しリモートで東京、大阪の両拠点を結び見学と質疑応答をさせていただきました。

  • 概要

「BOSS-24遠隔監視サービス」は、全国のお客様建物とBOSSセンターを通信回線で結び、24時間365日ビルの遠隔監視・制御サービスを提供し、ビル管理の省力化を実現することを目的としています。

「BOSS-24遠隔監視サービス」を契約しているビルあるいは工場の監視データをBOSSセンターにて常時監視し、異常があれば当該建物の管理者への連絡と初期対応を実施しています。さらに状況に応じて緊急出動拠点待機員(アズビル)が現場に急行する仕組みになっているとのことです。

これにより、ビル管理者の負担軽減と設備機器操作のサポートを得ることができることがメリットであるとのことでした。また、監視データを蓄積しているため、省エネ提案、設備点検、更新提案なども実施しているとのことでした。

余談ではありますが、「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」時のBOSSセンターの対応状況についてもエピソードをお聞きすることができました。

  • おわりに

工事系の人間からすると、設備監視システムの構築から運用までワンストップサービスがエンドユーザーに提供できていることはアズビル様ならではと感じました。

さらにこのサービスを30年以上前から事業化されているとのことでしたので先見の明があることに改めて感心いたしました。

なお、アズビル(株)のHPに「BOSS-24遠隔監視サービス」の紹介動画がアップされています。興味のある会員様はぜひご覧ください。

[執筆者紹介」

森本 将之

(もりもと まさゆき)

株式会社トーエネック

営業部 技術提案グループ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カテゴリー
会報(会員限定)

会報54号

計装コミュニケーション

2024年3月発行

この記事はPDFになります。

ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

「UTPケーブルの取扱い」 

活動名UTPケーブルの取扱い
講 師槇野  泰 講師
  株式会社ネットアルファ 常務取締役
小西 治彦 講師
  全国情報配線施工技能士会 理事
実施日令和5年(2023年)11月17日(金)13:30~16:00 
参加者15名
主 催計装士会
報告者
企画・研修委員 稲生 充  太平電業㈱
        

1.はじめに

 今回は、「UTPケーブルの取扱い」について槇野先生、小西先生に講義いただきました。コロナ渦の終息に伴い、約3年ぶりに面着による勉強会の実施となりました。以下に、内容につきましてご報告致します。

2.勉強会内容

1)テーマ「UTPケーブルの取扱い」

次の8項目に分けられ、勉強会が進められた。

  1. UTPケーブル概要
  2. UTPケーブルのカテゴリ
  3. UTPケーブルの保管・敷設に関する注意事項
  4. UTPケーブルの成端処理
  5. UTPケーブルの成端処理実技
  6. UTPケーブルの試験・測定
  7. UTPケーブルの試験・測定器具
  8. まとめ

2)概要

 ① UTPケーブル(平衡ケーブル)とは

  「ツイストペアケーブル」と呼ばれるケーブルの一種で、絶縁された二本の銅の線材を撚り合わせた物を何対か束ねて一本のケーブルにしている。よく使用されているのは2対4本の4線式と4対8本の8線式がある。また、1対2本というものもありこれは電話線に使用されている。

② UTPケーブルのノイズ対策

UTPケーブルは主に2種類の対策がされている。一つが導線の撚り合わせである。内部導線を2本ずつ撚り合わせることにより、外界から受ける環境ノイズの干渉を抑えることができる。そのため、施工の際はなるべくペア線の撚りを維持することが大切である。2つ目がシールドによる対策である。UTPケーブルのシールドは2種類あり、より線ごとにシールドを付けるものとより線全てをまとめてシールドを行うものがある。シールドの種類は平衡ケーブルの略語で確認することができる。

③ UTPケーブル及びF/UTPケーブルの成端処理実技

成端処理実技は講師の方が作業を行いその様子を見学した。今回行ったのはUTPケーブルとF/UTPケーブルのジャックとプラグの成端作業を見学した。先生に作業要領を一つ一つ説明いただいたので非常に分かり易く理解する事ができた。また、使用するコネクターによって圧着工具が変わること、施工上の注意点など多くの事を学べた。

3.さいごに

今回の勉強会ではUTPケーブルの基本知識から保管・施工上の注意点、成端処理の実技、試験・測定の方法を学びました。ケーブルをカットし現場同様に成端処理を見学する事で、より一層UTPケーブルに関わる一連の作業要領について理解を深めることができました。参加者皆様におかれましても、今後の業務への一助となる様な内容であったのであれば幸甚です。

最後に、ご多用中にもかかわらず、講師としてご説明・解説をいただきました槇野 泰 先生、小西 治彦 先生には厚く御礼を申し上げるとともに、ご参加くださった

皆様のご健勝とご活躍を祈念いたします。

以上

[執筆者紹介」

稲生 充(いのう みつる)

太平電業(株)

工事本部 火力管理部

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

山梨県立リニアセンター見学会

活動名見学会
実施日令和5年(2023年)9月15日(金) 8:45~19:00
場所山梨県立リニア見学センター
参加者15名
主催計装士会
報告者企画・研修委員 稲生 充

1.はじめに

今回は山梨県立リニア見学センターにて、見学会を参加者15名にて開催しました。山梨県立リニア見学センターは日本で唯一、時速500kmで走行する超電導リニアを間近で見学でき、模型や各種の展示物にて仕組みや原理を学ぶことが出来る施設です。

コロナ渦の終息に伴い3年ぶりに遠方での見学会となりましたが、事故や遅延もなく全工程を完了し、無事に見学会を実施する事ができました。

2.見学会内容

 1)リニアモーターとは

  リニアモーターとは、回転式のモーターを直線状に引き延ばしたもののことをいう。モーターの内側の回転する部分が車両に搭載される超電磁磁石、外側の固定部分が地上に設置される推進コイルに相当し、推進コイルに地上側から電流を流して推進を与える地上一次のシステムとなっている。

2)推進の原理

車両の超電導磁石はN極、S極が交互に配置され、地上の推進コイルに電流を流すことにより発生する磁界との間で、N極とS極の引き合う力とN極どうし、S極どうしの反発する力により推進する。

3)浮上の原理

車両の超電導磁石が高速で通過すると地上の浮上・案内コイルに電流が流れ電磁石となり、車両を押し上げる力(反発力)と引き上げる力(吸引力)が発生し、浮上している。

4)リニア中央新幹線計画

 リニア中央新幹線は航空機並みのスピード(東京~大阪間 航空機80分、リニア67分)と、現在の新幹線並みの輸送能力(16両編成、1000人乗車)、をあわせもった画期的な輸送機関である。

 1時間あたりの最大列車本数は10本で、2027年東京都~名古屋市間開業予定、2045年東京都~大阪府間開業予定となっている。

4.おわりに

見学センターの隣では、実験走行中のリニアが10~15分おきに通過しており、その速度は500km。目で追うのがやっとの一瞬のスピードと、その迫力に驚かされました。以前の車両では、ガスタービン発電機を搭載して車内の電気(照明や空調)を供給していたものの、現在の車両においては誘電終電方式により電磁誘導の作用を利用して車内の電気品は非接触で電源供給できるように改良されており、リニア中央新幹線が実現した場合、一人を1km運ぶ時の二酸化炭素排出量は航空機の半分以下まで削減が見込まれるとの事でした。環境保全とスピードを両立する新時代の交通機関の知識を得ることができ、とても有意義なものだったと感じております。参加者皆様におかれましても、今後の業務への一助となる様な内容であったのであれば幸甚です。

最後に今回の見学会にご協力いただきました山梨県立リニア見学センター殿 関係者皆様に厚く御礼申し上げます。

【執筆者紹介】

稲生 充(いのう みつる)

太平電業(株)

工事本部 過料区管理部

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
カテゴリー
活動報告(東北・北海道)

東京電力㈱廃炉資料館/中間貯蔵工事情報センター見学会

実施日令和5年(2023年)11月30日(木)9:30~17:30
場所東北電力株式会社 ①廃炉資料館②中間貯蔵工事情報センター
参加者30名 (内計装士会9名)
主催一般社団法人 電気設備学会東北支部
協賛なし
共催公益社団法人 日本技術士会東北本部電気電子部会
計装士会
報告者株式会社ユアテック エンジニアリング本部 電気設備部
阿部 哲也

1.はじめに

今回の見学会は、東京電力ホールディングス株式会社殿、中間貯蔵・環境安全事業株式会社殿(JESCO)のご厚意により一般社団法人電気設備学会東北支部主催、公益社団法人日本技術士会東北本部電気電子部会及び計装士会の共催で実施しました。

今回見学させて頂いた東京電力廃炉資料館は、原子力事故の事実と廃炉事業の現状等を確認する場として、同社の旧エネルギー館を改修し開館されました。

中間貯蔵工事情報センターは、中間貯蔵工事(福島県内各地からの除去土壌等の輸送、処理・貯蔵、再生利用の取組など)の全体像の紹介、説明を聞くことができる施設です。

見学させていただいた内容につきまして下記に報告いたします。

2.見学内容

(1)東京電力廃炉資料館

東京電力廃炉資料館は、以前は原子力発電をPRするエネルギー館として使用されていたため、立派な外観です。入場して最初に案内されたのは、シアターホールです。正面には大きな曲面スクリーンが広がっており、床面にまで映像が映し出されます。ここでは福島第一原子力発電所にて地震発生から原子力事故発生時に起きていたこと、そして当時の対応について臨場感あふれる再現映像で振り返ることができます。

次に移動した先には、原子力発電の説明パネルや核燃料の模型が展示しており、発電の仕組みや安全設計について、職員の方が分かりやすく説明してくださいました。

その後、福島第一原子力発電所の1号機から4号機で起こった原子力事故の詳細、廃炉作業の進捗状況、そして今後の予定について、映像を交え、丁寧に説明していただきました。現在、使用済燃料は3、4号機については取出しを完了、1、2号機は使用済燃料プールに入っており、各号機共に冷温停止状態を継続しております。今後は、水素爆発の影響で上部が鉄骨むき出しとなった1号機への大型カバーの設置を行った後、1、2号機の使用済燃料の取出しや、燃料デブリの取出しが計画されています。

続いて移動したブースでは、事故の反省と教訓を映像とパネルを用いて振り返りました。事故の根本原因は過酷事故対策の不備、津波対策の不備、事故対応の準備不足にあること、その背景は、安全意識、技術力、対話力の不足に起因する負の連鎖が招いたものであることが述べられています。そして、決して天災として片づけることなく、負の連鎖を断ち切り、安全を最優先とする組織に生まれ変わることが東京電力の責務であることが語られました。

次に昨今ニュースでも話題となっているALPS処理水の放出についての説明がありました。ALPS処理水とは、放射性物質を含む汚染水を多核種除去設備(ALPS)等の浄化設備でトリチウム以外の放射性物質濃度が国の規制基準値を下回るまで取り除いた水です。さらに海洋放出時には、ALPS処理水を100倍以上に希釈し、トリチウムも国の規制基準値(1ℓあたり60,000ベクレル未満)を大幅に下回る値(1ℓあたり1,500ベクレル未満)としたものを放出しています。

その後は、今後の課題である燃料デブリの取出しについての現状説明です。燃料デブリは形状や分布が十分に把握できていないことに加え、原子炉格納容器内部は放射線量が高く人が近づくことができません。そのため、現在は遠隔操作ロボットを使用した内部調査および試験的取出しを行う準備をしています。

最後のブースでは、原子力発電所構内の様子をコの字型の三方面スクリーンにて閲覧することができました。ドローンにて撮影された上空からの映像は足がすくむほどでした。1号機を間近で見られる映像もあり、現地で実際に見ているような臨場感を感じました。

今回の見学では時間の都合上割愛したブースもございました。機会があればまた改めて訪れてみたいと思います。また、東京電力ホールディングス株式会社殿ホームページでは、廃炉作業やALPS処理水に関する現状、取組などの情報が確認できます。興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

写真① 東京電力㈱廃炉資料館
写真② 東京電力㈱廃炉資料館 内部

(2)中間貯蔵工事情報センター

中間貯蔵工事情報センターでは、最初に職員の方から中間貯蔵施設の役割などの説明をしていただきました。搬入された土壌は可燃物と土壌に分別されます。可燃物は焼却処理をしたのち、灰を廃棄物貯蔵施設にて保管します。土壌は、土壌貯蔵施設にて浸出水(土壌に触れた水)が外部に漏れないように遮水シートを二重に敷いた上で管理されます。敷地内に運び込まれる土壌の量は約1,400万㎥を予定されています。土壌は2045年3月までに福島県外にて最終処分をする予定です。最終処分量の低減を図るため、放射能濃度が低い土壌の再生利用に関する実証実験が進められています。また、現在は県内53市町村のうち46市町村からの土壌受入が完了しています。

写真③サンライトおおくま展望デッキより
写真④ 土壌貯蔵施設

職員の方からの説明のあとは、バスに乗車して中間貯蔵施設の区域を見学しました。中間所蔵施設と聞くと建屋を想像しますが、福島第一原子力発電所を取り囲む形で、全体面積は約16k㎡あり、東京ドームの約340倍の広さの区域になります。バスで移動し、最初に到着したのはサンライトおおくまです。サンライトおおくまは、元は特別養護老人ホームとして使われていた施設です。原発事故直後に避難指示が出たため、室内や車両が今もあの日のままの状態で残っています。敷地が高台にあることに加え、仮設の展望デッキが設置されているため、中間貯蔵施設そして福島第一原子力発電所が一望できます。ここでは職員の方から、目の前に見える施設がそれぞれ何なのか、その用途も含め説明していただきました。写真③の正面の盛土作業を行っているのが土壌貯蔵施設です。土壌は高さ5m×3段にて貯蔵されます。その右手にあるのが浸出水処理施設です。土壌貯蔵施設とセットで設置され浸出水の処理を行い、放射性セシウムの濃度などを測定し、問題ないことを確認してから放流します。

3おわりに

お忙しい中、案内や説明をしていただきました、東京電力ホールディングス株式会社、中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)の方々には心より御礼申し上げます。

今回の見学会を通し参加者からは、漠然としていた福島第一原子力発電所事故に関する概要や現状、そして今後の課題についての理解が深まったとともに、廃炉に関する安全性は想像よりも高いことを知ることができました、との声が聞かれました。貴重な機会を設けていただき、深く感謝いたします。

東京電力㈱廃炉資料館にて(参加者一同)

【執筆者紹介】

阿部 哲也

株式会社ユアテック

エンジニアリン本部 電気設備部

カテゴリー
会報(会員限定)

会報53号

計装コミュニケーション

2023年8月発行

この記事はPDFになります。

ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。

カテゴリー
会報(会員限定)

会報52号

計装コミュニケーション

2023年3月発行

この記事はPDFになります。

ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。

カテゴリー
会報(会員限定)

会報51号

計装コミュニケーション

2022年8月発行

この記事はPDFになります。

ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。

カテゴリー
会報(会員限定)

会報50号

計装コミュニケーション

2022年3月発行

この記事はPDFになります。

ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。