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活動報告(中国)

「石田造船株式会社」

活動名「石田造船株式会社」
実施日平成30年(2018年)3月13日(火)9:30~17:00
場所「石田造船株式会社」
 広島県尾道市因島三庄町字宝崎2931-4
参加者24名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者中国地区担当幹事 久城 啓史
1.はじめに

 今年度は広島県尾道市因島の石田造船を訪問しました。
 石田造船は、遊覧船、水中展望船、高速船などユニークな船を独自開発し設計・製造行っています。また現在は、海上自衛隊、海上保安庁、国土交通省など国保有の特殊船の修繕、整備も行っています。

2.施設概要

  工場総面積:12,000㎡
    作業場: 8,500㎡
    ドック:499t型船台 2基
  新造船部門として、3胴型(船体が3個で構成された特殊船)の特許を取得。

3.見学内容

 石田社長自らの出迎えを受け、工場前で造船の概要について説明を聴きました。
 大正12年創業で、創業95周年を迎え現在の社長(三代目)となっています。
 近年の造船業界も再編が進み、全国で500トン未満の新造船を建造できる造船所は、約50社に激減し度重なる逆境の中、他ではつくらない船、遊覧船など特殊船に特化した造船所を目指し頑張っています。機械化が進む造船業界で、機械では製作できない微妙な職人技の手作業にこだわり、ユニークな船の製作を手掛けてきたということです。 現在は、閑散期で国土交通省の海上清掃船が1隻整備のため入船していました。
 次にドックの前に移動し、改修船台(屋根付き全天候型)長さ55m×幅12mへの入船作業について説明を受けました。船が船台に固定され、改修船のドック入りが終わると、潮の干潮を待ってドックと海とを仕切るゲートを大型クレーンで取り付けるということでしたが、満潮時の水圧はとても大きく、ドック内に海水が湧くように入ってきます。船台内の水位があるレベルに達するとポンプで外に出しながら作業をしているそうです。
 続いて、着岸中の双胴型清掃船も見学し、その大きさに圧倒されましたが台風の後などは、一度に回収できないほどの多量なゴミがあるそうです。
 また石田社長は、因島の地域活性化を行うフェスティバルを自社のドックステージで毎年主催者(会長)として行い、若者との交流に努め地元からも大変喜ばれ、メディアからの取材も増えてきているということでした。

接岸中の双胴型の清掃船
4.おわりに

 この度は、造船業という少し違う観点からの見学となりましたが、石田社長からの造船に対する熱い想いとパワーに接し、参加者全員が、アンケートで仕事に対してのこれからの活力が湧き大変有意義だったと書かれていました。
 終わりに、この見学会にご協力いただきました、石田社長をはじめ従業員の皆さま方にはこの紙面をお借りして厚く御礼申しあげます。

以 上

ドックを背景に集合写真