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活動報告(四国)

『計装士のための再生可能エネルギーとその利用技術』

活動名『計装士のための再生可能エネルギーとその利用技術』
講師
福田 一成 講師
   アズビル㈱ ビルシステムカンパニー マーケティング本部 部長
実施日平成28年(2016年)7月22日(金)14:00~17:00
場所サンポートホール高松 51会議室
  香川県高松市サンポート2-1
参加者25名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者四国地区担当幹事 佐藤 和宏
はじめに

 四国地区では、平成28年度上期の地区活動として、7月22日に勉強会を開催いたしました。以下に概要を報告いたします。

テーマ内容

  ① 再生可能エネルギーとは
    ・再生可能エネルギーの定義・意義
    ・我が国の再生エネルギー推進の歴史
    ・今後の導入と技術開発の見通し
  ② 各種再生エネルギーの特徴と課題
    ・再生可能エネルギー種類別普及量
    ・太陽光発電、風力発電、バイオマスエネルギー、太陽熱利用等の紹介
  ③ 再生可能エネルギー利用技術
    ・再生可能エネルギー導入に伴う系統課題
    ・対策技術(電源の出力調整、揚水式水力発電、蓄エネルギー等)
    ・スマートコミュニティによる需要側制御
  ④ 欧州最新事例
    ・リヨンスマートコミュニティ実証事業
    ・ドイツにおける太陽光・風力大量導入エリアでの需給制御
  ⑤ IoTの紹介とその利用による需要側制御と計装士の役割

福田講師

勉強会の様子

所 感

  講師の福田様がエネルギー資源学会で取り纏めを行っている「再生可能エネルギーの利用に関する調査研究」で調査された各種再生可能エネルギーの特徴や課題をご紹介いただくとともに、その課題に対応するための利用技術と、その中で計装士が携わっていける要素やエネルギー管理ビジネスについてご講演頂きました。
  これまで再生可能エネルギーという呼び方は、しっくりきていませんでしたが、今回、先生が説明された「枯渇性エネルギー(化石燃料、ウラン等の地下資源)に対する用語で、絶えず資源が利用される以上の速度で補充されて枯渇することのないエネルギー、非枯渇性を再生可能と訳した」という説明を聞き、ようやく判ったような気になりました。
  また、今回の講義では、再生可能エネルギーの種類が、多岐にわたることを紹介いただき、業種によっては、新しい知見が得られたのではないかと思います。
 震災後、発電における原子力比率を下げ、再生可能エネルギーの比率を高める政策としてFIT(再可能エネルギーの固定価格買取制度)が導入され、太陽光発電が大幅に増え、需給バランスに大きな影響を与えるようになりました。
  その対策としては、蓄エネルギー技術(揚水発電、蓄電池、水素貯蔵等)の利用や、需要側でのスマートコミュニティ化(蓄電池等の分散型エネルギーを含む需要側の高度な制御)などがありますが、 今回、欧州における最新事例としてフランスのスマートコミュニティやドイツの蓄エネルギーの実証事業を紹介いただき、その中で設備内の環境測定器類の設置や高度なエネルギーマネジメント制御装置の導入など、計装士が活躍できる場が多くあることがわかりました。今後、国内においても再生エネルギー等の対応設備が増えていき計装士の活躍の場が広がっていくことは間違いないと思いました。
  最後に、ご多忙中にもかかわらず講師をお引き受けいただいた福田様に厚くお礼申し上げるとともに、講師ならびにご参加いただいた皆様の今後とも益々のご活躍をご祈念致します。

以 上