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活動報告(九州・沖縄)

沖縄地区特別講演会報告

実施日平成21年 7月 3日(金)15:00~18:00
テ ー マ第一部「最近の建設行政の動向」
第二部「プラントの計装工事」
講師第一部 国土交通省総合政策局建設市場整備課
     企画専門官 佐藤 雅保 講師
第二部 計装士会代表幹事 株式会社 三興
     元橋 和之 講師
会場沖縄コンベンションセンター (沖縄県宜野湾市)
参加者
92名
主催
(社)日本計装工業会
協賛計装士会
報告者計装士会事務局長 清水 通利
はじめに

講演会の主な内容

今回の特別講演会は、(社)日本計装工業会では沖縄県において初めて開催され、悪天候にも拘らず多数の参加者で盛大に行われました。
また、特別講演会終了後、引続き隣設の会場で懇親会が、沖縄県電気工事業工業組合理事長 徳元様、ヤシマ工業(株)会長島袋様を始め多数の方々のご出席を頂き盛大に開催されました。

第1部 「最近の建設行政の動向」

始めに「建設業の現状と課題」で建設業をめぐる厳しい環境について触れ、建設業の関係者は法令を順守することが必要であることを強調された。
 次に国土交通省の法令遵守の過去の取組、体制の強化について説明され、その中で建設業法第18条の建設工事の請負契約の原則が特に重要であると強調、その内容は「建設工事の請負契約の当事者は各々の対等な立場における合意に基づいて公正な契約を締結し、信義に従って誠実にこれを履行しなければならない」となっております。
 この後、建設業法令遵守ガイドライン…元請負人と下請負人の関係に係る留意点…について詳細な内容の講演がありました。
 主な項目は、見積条件の提示、書面による契約締結、不当に低い請負代金、指値発注不当な使用材料等の購入強制、やり直し工事、工期、帳簿の備付け及び保存、関係法令などで、時間をかけて全体を解りやすく説明されました。
 以上のような講演でしたが、特に建設業法第18条の建設工事の請負契約の原則が重要であると指摘されたのが印象に残りました。

企画専門官 佐藤 雅保 講師

第2部 「プラントの計装工事」

講師の工事の実務経験に基づいて特にプラントの計装工事を幅広く、詳細かつ分かりやすく述べられました。
 内容は、計装工事の歴史より始まり、工事範囲(導圧配管、計装配線、供給空気配管、計器室内等の工事、接地工事など)では、工事上から解りやすく説明がありました。
 次に測定技術の原理から工業計器の将来、計装工事の難しさ、失敗の対処法、海外工事の特徴、注意点などについて経験を基に話をされたので納得した内容でした。
 以上の内容から聴講者の関心は特に高かったようで、参加者には身近な問題として非常に有意義な講演だったと感じられました。

計装士会代表幹事 ㈱三興 元橋 和之 講師
受講風景

おわりに

今回の沖縄での特別講演会では沖縄コンベンションセンター、沖縄県電気工事業工業組合、沖縄県電気管工事業協会、ヤシマ工業(株) 、(株) 沖電システム殿を始めとして関係各位皆様のご協力、ご援助を頂き厚く御礼申し上げます。

以  上