活動地区 東北・北海道地区 活動名 福島県立再生可能エネルギー設備見学 実施日 令和7年2月18日(火) 集合場所 JR仙台駅東口 観光バス乗降場 参加費 無料(集合場所までの交通費は各自負担) 参加人数 10名程度 募集締切 令和7年2月7日(金) 主 催 計装士会 連絡先 鈴木和彦 (株)ユアテック
電気設備部 プラントグループメール suzuki.kazuhiro.b75@yurtec.co.jp
活動地区 | 九州・沖縄地区 |
活動名 | 玄海エネルギーパーク&唐津バイオマス発電所見学 |
実施日 | 令和7年2月27日(水) 9:00~17:00 |
集合場所 | JR博多駅 筑紫口(新幹線側) スタバ前 |
参加費 | 1,000円(弁当代として) |
参加人数 | 15名程度 |
募集締切 | 令和7年2月7日(金) |
主 催 | 計装士会 |
連絡先 | ㈱九電工 電気技術部 電気技術二課 電気プラントグループ 今吉 俊博 |
メール | imayoshi@kyudenko.co.jp |
活動地区 近畿地区 活動名 各種非破壊検査技術の原理や特徴 実施日 令和7年2月20日(木) 13:30~15:00 集合場所 大阪市西区北堀江1-18-14
非破壊検査(株) 受付前 13:15~13:25
(地下鉄長堀鶴見緑地線「西大橋」駅 4番出口南側)参加費 無料 集合場所までの交通費は各自負担 参加人数 20名程度 募集締切 令和7年1月24日(金) 主 催 計装士会 連絡先 住友電設(株) 大久保 精之 06-6537-3560 メール okubo.shoshi@sem.co.jp
活動地区 中部・北陸地区施設見学会 活動名 中部電力(株)パワーグリッド飛騨変換所見学 実施日 令和7年3月28日(金) 13:00~15:00 集合場所 名古屋駅西口(新幹線口) 9時集合 貸切バスで移動 参加費 無料 ただし昼食代・集合場所までの交通費は各自負担 参加人数 10名程度 募集締切 令和7年1月31日(金) 主 催 計装士会 連絡先 (株)トーエネック 森本 将之 メール masayuki-morimoto@toenec.co.jp
活動名 | 勉強会 光ファイバーと計装工事 |
実施日 | 令和6年11月13日(水) 14:00~16:30 |
場 所 | サンポートホール高松 ホール棟 6階 |
講 師 | 講師:槇野 泰((株)ネットアルファ 常務取締役) 実演:小西 治彦(全国情報配線技能士会 理事) |
参加人数 | 25名 |
主 催 | 計装士会 |
報告者 | 計装士会 四国地区代表幹事 土居 一岳 |
四国地区では、令和6年度下期の地区活動として、11月13日に勉強会を開催いたしました。
以下に概要を報告いたします。
講習内容
テーマ:『光ファイバと計装工事』
現代の社会において光伝送技術による高速情報ネットワークは欠かすことが出ない
状況にあり計装関連の制御・監視システムにおいても同様であります。
今回はシステムの根幹となる光ファイバについて通信概要や光の性質、関連する基礎知識や施工に関する注意事項など多岐にわたり、専門的な見地から丁寧に解説、ご教授頂きました。
・光ファイバの性質、原理、特性、分類
・光ファイバ芯線の呼称と規格
・光ファイバケーブルの表示
・光ファイバの接続<実演含む>
・光ファイバの応用分野、施工、保守、運用
・光ファイバの曲げによる損失変化<実演>
所 感
今回『光ファイバと計装工事』をテーマとして、光伝送理論の歴史から光ファイバの概要、施工・保守など運用に関するポイントや製作メーカー毎の相違点まで細かくご教授頂くとともに、融着や曲げによる損失等興味深い点についても実演頂き大変勉強になりました。また身近な使用例(高松市 光の広場)も紹介頂いたことで今後新たな目線で接するきっかけになったと思います。
ご多忙中にもかかわらず、講師としてご説明・ご解説を頂きました槇野様、小西様両名に厚く御礼申し上げるとともに、ご参加頂いた皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げます。
以上
四国計測工業(株)
エネルギー・環境事業本部 エネ環統括部
管理課 管理課長 土居 一岳
九州・沖縄地区担当幹事
今吉 俊博
活動名 勉強会「光ファイバーと計装工事」 実施日 令和6年(2024年)9月30日(月) 13:30~15:30 場 所 (株)九電工 福岡支店 1F 多目的ホール 講 師 講演 槇野 泰
株式会社ネットアルファ 常務取締役
実演 小西 治彦
全国情報配線施工技能士会 理事参加者 会場:23名
Web:22名 計:45名 主催 計装士会 報告者 九州・沖縄地区担当幹事 今吉 俊博
1.はじめに
計装士会 九州・沖縄地区の活動は、新型コロナウィルスのパンデミックにより長く中断していましたが、昨年度(令和5年度)より施設見学会をまず再開し、今年度より勉強会についても再開いたしました。今回の勉強会は、パンデミック直前の令和元年度以来、5年ぶりの開催となりました。
テーマに関しては、他会場で大変好評いただいている光ファイバに関するものを選定し、ご参加頂いた方々におかれましても、大変ご興味をもってご受講頂けたのではないかと思います。
2.勉強会概要
1)光ファイバの原理、特性、分類
①基本構造
光の通路コアと、光を封じ込めるクラッド により構成(屈折率 コア>クラッド)
②光ファイバの損失
〇光損失
・散乱損失・吸収損失・境界面での散乱と曲 がりによる損失
〇伝送帯域
・モード分散・材料分散・構造分散 ③光ファイバの分類
・材料構成による分類
石英系ファイバなど6種
・屈折率分布による分類
大きく分けてMMとSM
・屈折率分布による分類
SI、GI、SMの3種
④光ファイバ芯線の呼称と規格
・ISO/IEC 11801
MM:OM1~5の5種、
SM :OS1、OS1a、OS2の3種
・JIS C 6820他
・Ethernet規格
⑤光ファイバケーブル表示
メーカーごとに表記が違う。
2)光ファイバの接続と試験(実演)
・融着作業の実演
・融着器による芯線の判別
・異種芯線で融着
3)光ファイバの施工・保守・運用
①施工上の注意点
・衝撃に弱い
・繰り返し曲げで脆性破壊する
・急峻な曲げで損失増加
・張力により破断する
・敷設中 仕上外径の20倍以上
・固定時 仕上外径の10倍以上
②施工上の確認、試験
・外観検査
・OTDRによる損失測定(実演)
4)光コネクタ SC、FC、MTなど多種多様
3.さいごに
今回の勉強会では、光ファイバに関する講義に加え、融着作業、減衰試験などの実演を交えることで、大変興味深いものになったのではないかと思います。
この勉強会によりご参加頂いた方々の光ファイバに関する知識が深まり、今後の業務へ少しでもお役立て頂けたら幸いです。
さいごに、お忙しい中ご講義、ご実演を頂きました槇野 泰様、小西 治彦様に深くお礼申し上げます。
以上
【執筆者紹介】
今吉 俊博(いまよし としひろ)
株式会社 九電工
技術本部 電気技術部
電気技術二課 電気プラント
担当課長
活動名 勉強会「光ファイバーと計装工事」 実施日 令和6年(2024年)8月23日(金)14:30~17:00 場 所 ㈱中電工 本店
広島市中区小網町 平和大通りビル 11階会議室講 師 講演 槇野 泰
株式会社ネットアルファ 常務取締役
実演 小西 治彦
全国情報配線施工技能士会 理事参加者 21名 主催 計装士会 報告者 計装士会 中国地区代表幹事 本岡 武志
中電工㈱ 技術企画部 工場工事 担当課長
(講演内容)
Part 1
・光を用いた通信の今昔
・光の性質
・光ファイバの原理
・光ファイバの特性
・光ファイバの特性
・光ファイバの分類
Part 2
・光ファイバの接続(実演)
・光ファイバの応用分野
Part 3
・光ファイバシステムの施工・保守・運用
・光ファイバの曲げによる損失変化(OTDRデモンストレーション)
・光コネクタ
・まとめ
今回は、光ファイバの接続・システム等ついて色々な観点から、詳しく説明して頂き多くの受講者から大変分り易かったという声がありました。
特に一昔前よりの施工技術・システムの進歩ついては、皆さんが興味を持たれ、これからの提案設計につながると話されていました。
私も光ファイバの成端技術とOTDRの進化に感銘を受けました。施工する上での注意点等も細やかに講義いただき有難いかぎりでした。
最後に、今後とも、槇野先生・小西先生による計装士のための講義継続と、益々お元気で活躍されることを切に願います。
以 上
活動名 勉強会「アズビルの中央監視システムの紹介」 実施日 令和6年(2024年)9月2日(月)14:00~15:30 場所 アズビルイノベーションプラザ
大阪市北区角田町8-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス18階参加者 11名 主催 計装士会 報告者 近畿地区幹事 秋月 成夫
はじめに
計装士会近畿地区では令和6年度上期活動として、上記の勉強会を開催しました。
以下概要を報告します。
概 要
1.挨拶並びに講師紹介
2.中央監視システムsavic-netG5 概要説明
3.中央監視システムsavic-netG5 実機によるデモーション
4.ビル向けクラウドサービス 紹介と実機によるデモーション
5.質疑応答
講義内容
・計測と制御の技術を元に建物に関わる全ての人に快適・安全・安心を提供する。
・日本の建物用途や気候風土に適した製品、アプリケーションを提供。
・建物内の各種設備を監視するビルオートメーション(BA)システムを自社開発・自社製造している。
2.savic-netG5 ポイント
省エネルギーと快適環境の両立を信頼性の高いシステムで実現させている
①オープンなシステム
・BACnetやModbusといったオープン通信で設備、機器を一元管理
・各種オープン通信に対応したシンプルなシステム構成
・他社機器を取り込んだシステム構築が可能
②シンプルかつ拡張性の高いシステム
必要に応じて増設、拡張が可能で高い費用対効果でシステムが構築できる
③優れた操作性
・視認性に優れた画面
・知りたい情報に素早くアクセスできる
・アプリケーションウィンドウの複数表示
④省エネルギー
・建物のエネルギー消費を最適化し、ランニングコスト低減に貢献
⑤長期安定稼働に向けて
・販売終了後10年間は保守用交換部品を確実に供給できる体制を整えている
・BAシステムメンテナンスサービス
・ビル支援サービス
・サポート体制
3.ビル向けクラウドサービス
エネルギー管理、設備保守管理、テナントサービスなどの機 能を従来の現場に設置していた専用システムに代わりクラウドサービスとして提供
メリット①柔軟な利用形態が取れる
②タイムリーなアップデートと外部情報の活用ができる
③導入コストと、サービス料金が安価
4.所 感
本勉強会を通じて、顧客に最新の機器を提供するためには、 常に最新の情報を集める継続的な努力が必要であると改めて認識いたしました。
新しい技術を採用することは、現場の施工効率化にも大いに役立つと考えます。
今後も計装士会の会員の皆様の技術向上に寄与できるような、新技術、新製品紹介に関する勉強会、講習会、見学会を企画してまいります。
最後に、今回の勉強会開催のため、多大なご尽力をしていただいたアズビル株式会社関係者および計装士会の関係者の皆様には深く感謝すると共に、厚くお礼申し上げます。
以 上
執筆者 秋月 成夫
ダイダン株式会社 大阪本社
技術管理部品質課 参与
光ファイバーと計装工事
実施日 | 令和6年(2024年)9月26日(木)13:30~16:00 |
場 所 | ハーネス仙台(5階 いちょうの間) |
講 師 | 槇野 泰 講師 株式会社ネットアルファ 常務取締役 小西 治彦 講師 全国情報配線施工技能士会 理事 |
参加者 | 15名 |
主 催 | 計装士会 |
報告者 | 株式会社ユアテック エンジニアリング本部 電気設備部 鈴木 和彦 |
- はじめに
東北・北海道地区では、2024年度上期の地区活動として、約4年ぶりとなる勉強会を開催いたしました。
今回は、「光ファイバと計装工事」について槇野先生と小西先生のお二方にご講義いただき、今までの知識を再確認するとともに、認識をさらに深く掘り下げて皆さんと共有することにより業界全体の技術力向上を目的として実施いたしました。以下に概要を報告いたします。
- 講習内容
【テーマ】:「光ファイバと計装工事」
1.光を用いた通信の今昔
2.光の性質
3.光ファイバの原理
4.光ファイバの特性
5.光ファイバの分類
6.光ファイバ心線の呼称と規格
7. 光ファイバケーブルの表示
8.光ファイバの接続
9.光ファイバの接続<実演>
10.光ファイバの応用分野
11.光ファイバの施工・保守・運用
12.光ファイバの曲げによる損失の変化<実演>
13.光コネクタ
14.まとめ
【概要】
- 光ファイバの原理・特性について
光ファイバの基本的構造、光ファイバの伝搬原理、光ファイバの化学的パラメータについて説明を頂いた。
光ファイバの特性では、光損失と伝送帯域についての説明があり、光損失には、散乱損失、吸収損失、境界面での散乱と曲がりによる損失の3つがあることを理解できた。
- 光ファイバの分類や規格・表示について
光ファイバの種類は、材料構成によるものと屈折率分布によるものがあることを学んだ。そこにはマルチモードのステップインデックス、グレーテッドインデックスとシングルモードが3種存在するとの説明があった。光ファイバ心線の呼称と規格は、ISO/IEC 11801、JIS C 6820他様々な規格があること、また、光ファイバケーブルの規格表示についてはベンダーごとに記載方法が違うため、注文した規格のケーブルが間違いなく現場に納入されたかの確認も重要であることもご教示いただいた。
- 光ファイバの接続について
光ファイバの接続の方法と注意事項について詳細な説明があり、融着については実演を交えてご説明いただき、実際の進捗状況をスクリーンで見ながら融着作業について学ぶことができた。
光ファイバ清掃に使用する無水エタノールは使用期限順守が重要との説明は印象に残った。
- 光ファイバの施工およびコネクタについて
公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)令和4年版の第6編 第2章 第8節 光ファイバケーブル配線において、「光ファイバケーブルの敷設作業中は、光ファイバケーブルが損傷しないように行い、その曲げ半径(内側半径)は、仕上り外径の20倍以上とする。また、固定時の曲げ半径(内側半径)は、仕上り外径の10倍以上とする。」と規定されている。布設の際にはテンションメンバの曲げ半径との兼ね合いがあることについてご説明頂いた。なお、本規定は平成5年に制定されたものであり、現在では曲げ半径の性能は上がっている。
最後には光コネクタにも多くの種類があり、何をどのように選定すべきかについて説明があり、今後の施工に向けて大変参考になった。
3.おわりに
今回のテーマは、私たちの業界においても社会全体においても非常に重要な項目であり、また、皆さんの日々の業務にも直結し、大いに参考となる内容であったと感じております。
光ファイバ工事における仕様の決定、施工方法、試験に関する一連の流れについて実演を交えた説明により多くの貴重な知識を共有することができ、大変有意義な時間とすることができました。
最後に、ご多用中にもかかわらず、ご講義頂きました槇野先生、小西先生には厚く御礼を申し上げるとともに、ご参加いただきました皆さんのご協力に心から感謝申し上げます。
【執筆者紹介】
鈴木 和彦(すずき かずひこ)
株式会社ユアテック
エンジニアリング本部 電気設備部
プラントグループリーダー
計装コミュニケーション
2024年8月発行
この記事はPDFになります。
ご覧になる場合はボタンをクリックして下さい。