カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

① 株式会社秩父富士 小鹿野工場 株式会社秩父富士 両神工場 ② 秩父錦「酒づくりの森」

活動名① 株式会社秩父富士 小鹿野工場
  株式会社秩父富士 両神工場 
② 秩父錦「酒づくりの森」
実施日令和2年(2020年)2月21日(金) 8:30~19:00
場所株式会社秩父富士 小鹿野工場
 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野755-1
株式会社秩父富士 両神工場
 埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄236-2
秩父錦「酒づくりの森」
 埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432
参加者33名(うち計装士会12名)
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 稲生 充
1.はじめに

 今回は「株式会社秩父富士 小鹿野工場・両神工場」および「秩父錦『酒づくりの森』」の見学会を実施しました。
参加者は総勢33名、うち計装士会からは12名が参加しました。
 バスにて池袋駅を出発し、最初の見学先である株式会社秩父富士 小鹿野工場に向かいました。小鹿野工場にて、秩父富士殿より工場概況のご説明をいただき、その後富士電機殿より「インバータによるファン・ポンプの省エネ手法」・「操作表示機器の概要」について講演頂きました。
 昼食後、小鹿野工場・両神工場にて電磁接触器、セレクタスイッチ、ヒューズ等の見学をさせていただきました。秩父富士殿の工場見学終了後、秩父錦『酒づくりの森』を見学、その後は、池袋駅までバスで移動し、解散となりました。
 当日は、昨今の新型コロナウィルスの流行に対する感染防止を考慮し、終日を通してマスクの着用、 手のアルコール消毒の徹底を図った見学会とはなりましたが、事故や遅延もなく全工程を完了し、無事に見学会を実施する事ができました。また、参加いただきました皆様からのアンケート結果も好評であり、見学内容についてご満足いただけたのではないかと思っております。

2.株式会社秩父富士殿 工場見学

 1)(株)秩父富士殿 会社概要
   会社名:株式会社秩父富士
   設立:昭和42年2月13日
   資本金:80,137万円
   従業員:474人
   事業所:1.本社・小鹿野事業所
        2.両神工場
        3.長若事業所

 (2)ガイド付き見学ツアー
    施設概要の紹介・説明後、2班に別れてコマンドスイッチ、集合表示灯、シートキーボード、ヒューズ等の制御機器製品の工場見学をさせていただきました。工場は、成形フロア、プレスフロア、組立フロアと大工程ごとにフロアが分かれており、かつ各フロアにおいて製作工程に沿ってラインが形成されておりました。生産比重に合わせた設備の増強/削減、それによる製造ラインの配置見直し、動線の短縮化等、常に効率化改善を 実施されていることを説明いただきました。
    製作ラインは、機械作業 /人力作業がMIXされた状態で形成され、大量単一種類の製作に関しては機械作業、また少量多品種の製作については手作業で行われていました。また、製造機械は、自社で開発・製作され
ているとの事でした。モノづくりのノウハウを知っているからこそ、人力に頼る部分、機械に頼る部分を区分けし、手作業と機械作業の絶妙なバランスをとることで、余分な設備投資をせずに工場運営ができていると感じました。
     品質管理においては、製造機械に対する日々のチェックシート(手記)を、データ化・蓄積保存・分析をすることで、設備の予防保全として活用されておりました。また、手作業で組み立てた製品の外観検査においては、カメラによる画像正誤識別を採用して、ヒューマンエラーの防止がされておりました。社員からのアイデア改善提案が、月に一人当たり10件ほど提出され計500件ほどになるとのことで、品質性と生産性を同時にアップできるような効果の大きな案に関しては、表彰を行っているとの事でした。この様な社員一人一人の取り組みが、結果的に高いレベルの品質管理が維持できている大きな要因であるということを説明いただきまし た。
    開発から製品設計、金型設計製作、製造設備設計製作、量産対応、品質保証まで全て自社完結させており、完全一貫体制を構築することにより、午前10時までの注文は当日中に発送という目標に対して達成率95%を実現している工場でした。

集合写真(株式会社秩父富士殿 小鹿野工場)
3.秩父錦『酒づくりの森』見学

 創業寛延二年(1749年)の株式会社 矢尾本店殿の酒蔵、秩父錦『酒造りの森』を見学しました。
 清酒秩父錦蔵元の歴史は、江戸中期、初代 矢尾喜兵衛 が寛延二年(1749年)、近江より出でて秩父大宮郷(現在の秩父市)に屋号「升屋利兵衛」の開業に始まり、創業270有余年、現在9代目となる歴史のある酒蔵でした。清酒醸造蔵見学の後、観光物産館にて『秩父錦』を代表とする美味しいお酒をお土産にして、帰路につきました。

秩父錦『酒づくりの森』
秩父錦『酒づくりの森』酒蔵資料館・物産館
おわりに

 今回は、制御機器を製作されているメーカを選定し見学会を企画しました。私自身、今回の見学会に参加したことで、自社の業態とは違う製造業でありながらも作業の効率改善活動やクリティカルパスの管理手法には自身の業務と共通する部分も多く、新たな気付きを得ることができ有意義な見学会となりました。参加いただいた皆様にも、何か得ることがあったのであれば幸甚です。
 最後に今回の見学会にご協力いただきました株式会社秩父富士殿、及び株式会社矢尾本店殿の関係者皆様に厚く御礼申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

「在室者の気持ちに寄り添う新しい空調計装の世界」

活動名「在室者の気持ちに寄り添う新しい空調計装の世界」
講師
福田 一成 講師
  アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー マーケティング本部 シニアアドバイザー
実施日令和元年(2019年)11月27日(水) 14:00~17:00
場所東京電業会館 3F会議室
  東京都港区元赤坂1-7-8
参加者21名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 稲生 充
1.はじめに

 令和元年度 関東・甲信越地区の勉強会を、令和元年11月27日に東京電業会館にて実施いたしましたので、ご報告いたします。

2.講習会内容

 テーマ「在室者の気持ちに寄り沿う新しい空調計装の世界」 

 次の4つのテーマに分け、講義が進められた。
   1「新しい空調計装のためのBEMS要素技術」
   2「パーソナル温冷感情報による空調制御」
   3「個人が選択する温冷空間」
   4「さらに気遣いあふれるおもてなし制御」
    ~設備の制約を制御でカバーする工夫~

講習風景
3.まとめ

 室内温熱制御において室温設定は最重要ファクターであるが、従来の温度設定 方法には以下の問題があることを教えていただきました。  
  ・建物の消費エネルギーが増加
  ・熱いと感じる人、寒いと感じる人の対立
 クラウドBEMSなどのプラットフォームの整備により、在室者は、『熱い』『寒い』 (パーソナル温冷感情報)をスマートフォン等を利用して申告することが可能と なり、システムが空調の設定値(室温設定など)を決定、過剰な設定値にならな い制御が可能となった事を教わりました。(温冷感申告空調の工夫)
 最後に、ご多用中にもかかわらず、講師としてご説明・解説をいただきました福田一成 講師には厚く御礼を申し上げるとともに、ご参加くださった皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

黒四ダムの水を利用した水力発電所 建設時の専用ルートの見学

活動名黒四ダムの水を利用した水力発電所
建設時の専用ルートの見学
実施日令和元年(2019年)6月28日(金) 8:00~16:40
場所関西電力株式会社 黒部川第四発電所
  富山県黒部市宇奈月温泉
参加者15名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者Makino Engineering Office
槇野 泰

関西電力株式会社様及び株式会社オプテージ様のご厚意により、一般社団法人日本計装工業会・計装士会共催の黒部川第四発電所を見学する機会を得ることができました。

 黒部川第四発電所は、3000m級の山々が連なる富山県立山町で、長野県との県境近くにある黒部第四ダムの水を使用して発電をしている。
 黒部川第四発電所は『クロヨン(黒四)』と呼ばれ、多くの人々に親しまれています。
 『黒四』は、昭和3年から建設のための調査を開始し、昭和24年からダムの建設計画が始まった。
 着工は昭和31年8月、昭和38年6月に竣工するまで、513億円の工費、延べ1,000万人の労働力を投入した。
 黒四の完成は、電力供給に大きく貢献したばかりでなく、黒部川全体の流量を調整し、下流発電能力をも高めることができた。 

黒四ダムの位置
1.見学会概要

 見学会は2019年6月28日に参加者15名で開催された。参加者は信濃大町駅周辺や大町温泉郷に前泊した。あいにくの小雨の中、電気バスの出発駅である扇沢駅に午前9時に集合して黒部ダムへ、その後黒部ルートという関西電力株式会社の専用ルートを通り、黒部川第四発電所、上部専用軌道を通り、黒部川電気記念館で午後4時過ぎに解散となった。

見学会ルート
2.扇沢駅から黒部ダム駅

扇沢駅から、黒部ダム駅までは、関電トンネル電気バスでの移動となる。
 移動距離:6.1km(トンネル区間:5.4km)、駅間標高差:37m(平均斜度:10度、最大斜度:13度)の関電トンネル電気バスは16分で走行する。
 扇沢駅から黒部ダム駅間は平成30年までは、関電トンネルトロリーバス(無軌条電車)が運行されていたため、関電トンネル電気バスの乗降場所には駅の名称が使われている。

 2-1.関電トンネル電気バス
 関電トンネル電気バスは、トロリーバスと同様にCO2を排出しない環境に優しい乗り物で、関電トンネルトロリーバスのデザインを受け継ぎながらも、ディーゼルバスのエンジンを取り払い、駆動用モーター・リチウムイオンバッテリーを備え、10分間の急速充電機能、折り畳み式車いす用ステップなどの新機能を備えている。 また、関電トンネル内には、破砕帯のイメージを見学できるようになっている 。

関電トンネル電気バス

 2-2.破砕帯(関電トンネル内)
 関電トンネルは、本来は黒部ダム及び黒部川第四発電所建設のために掘削されたトンネルであり、建設当時は大町トンネルと言われていた。
 全長は5.4kmあり、建設工事中いくつもの破砕帯が発見され、頻繁な出水のためこの区間を貫通突破するために大変な難工事となった。
 関電トンネルでの破砕帯は長さ80m、摂氏4度という冷たい地下水と土砂が毎秒660リットルも噴き出したもので、『映画:黒部の太陽』で取り上げられた。                                   破砕帯(青色部分)

出典:http://www.kurobe-dam.com)

 トンネルは1958年全通し、関西電力株式会社が保有している。
 国立公園内に掘られたトンネルであり、「一般公衆の利用に供すること」が建設許可の条件であるため、関西電力株式会社はダム工事完成後、トンネルを通る公共交通機関を運行することによって条件を満たすことにした。
 基本的に黒部ダム・黒四発電所の資材運搬用のトンネルであることから、現在まで一般車両の通行は認められておらず、一般来訪者は公共交通機関として営業運転されている関電トンネル電気バス利用でのみ通行可能である。トンネルは一車線分の幅しか無く、中間に交換地点が設けられている。そのため、電気バスのほか、発電所の資材運搬用の自動車も、予め決められたダイヤにしたがってトンネルを通行している。
 現在は「立山黒部アルペンルート」の一部として、冬季閉鎖期間を除き多数の観光客で賑わいを見せる立山観光の基幹ルートとなっている。2018年11月以前はトロリーバスが運行されていたが、2019年春からは、電気バスにより運行されている。

 2-3.黒部ダム駅
 黒部ダム駅はダムサイトまで200mほどの位置にあり、徒歩で黒部ダム展望台やダムえん堤に出ることができる。

関電トンネル電気バスで黒部ダム駅に到着
3.黒部ダム駅から黒部川第四発電所

黒部ダム駅で関電トンネル電気バスを降りると地下通路が二つに分かれている。地下通路を左に下るとえん堤、右に登るとダム展望台・レストハウスに出ることができる。
 黒部ダム➜関電バス➜インクライン➜黒部川第四発電所 。

3-1.黒部ダム(通称:黒四ダム)
 黒部ダムはアーチ式ドーム型ダムであり、幅492m、高さは日本最大の186m、ダムがたたえる水の量は約2億トンである。
 ダイナミックな放水は景観維持に配慮したものであり、観光用としても放水されている。発電用の取水は、湖岸にある取水口から取り入れて地下水路を約10km下り、完全地下式の黒部川第四発電所(くろよん)に送られている。
 電力を生み出す水は一度も地上に現れない。
 観光用放水で使う水量は毎秒黒部ダムの放水10tonあり、発電で使う水量の7分の1にまで及んでいる。
 2019年の観光用放水は、6月26日~10月15日まで行われる。
 黒部ダム駅到着後ダムサイトに出ると雨が降っていた。霧雨程度の雨が次第に本降りになってきた。

3-2.インクライン

インクラインとは勾配長815m、標高差456mのインクライン上部と下部の間を上下し電力事業用の資材最大25tonを運搬する搬送装置である。
斜度34度あるトンネル内にレールを敷き台車を用いて資材を搬送します。
一般的には資材のみを搬送するのだが、くろよんのインクラインは人員も運ぶことができるよう台車に人員ケージを取付けて運用している。
速度は40m/分で運行されている。黒部ダムえん堤付近から黒部川第四発電所の深さまでの移動に使用した。インクラインとほぼ並行して発電所に水を落とし込む水圧鉄管路が設置されている。

インクライン設備概要図
(出典:人員ケージ内のパネル)
インクラインの人員ケージ
インクラインのすれ違い

3-3.黒部川第四発電所

  (通称:『黒四』発電所)

 『黒四』は、富山県黒部市の国立公園内にあるため、導水路までを含めて、全て地下式に作られている。
 また、最大出力は335,000kWのダム水路式の水力発電所であり、黒部川水系黒部川に位置をしている。
 昭和36年1月に一部営業運転を開始したが竣工は昭和38年6月となっている。
 黒部ダムからは観光ルートから離れ、保護帽を着用し、関電バス・インクラインを利用して 黒部川第四発電所に到着した。

黒部ダムと黒部川第四発電所
(くろよん会議室のジオラマ)

  ヘルメットを着用して黒部ルートへ

黒四発電所会議室
会議卓中央に黒部川のジオラマ

 黒部川第四発電所では、会議室でPPによる説明を聞いた後、発電機室上部ホール、水車と発電機をつないでいるシャフトの回転状況、発電所制御室を見学した。見学時には4台ある発電機の内3台で発電をしており、発電出力は210,000kWの電力を作り出していた。
 黒四の年間平均発電電力量は、約9億kWhで一般家庭29万世帯の1年分の使用電力量に匹敵する。また、黒部川全体の年間発電量は約31億kWh。31億kWhは一般家庭約100万戸が1年間に使用する電力量に相当する。

発電機室上部のホール(発電機上部の表示灯
点灯機が運転中)
ペルトン水車と発電機を      連結するシャフト
(上部が発電機、下部がぺルトン水車)
ペルトン水車
(直径3.3m、重量12ton)
発電機制御室(無人運転)
発電電力量(210MWの表示)
4.黒部川第四発電所(通称『黒四』発電所)から欅平駅

『黒四』からは、黒四発電所➜仙人谷➜高熱隧道➜欅平上部➜欅平と移動した。
 黒四から欅平上部までがバッテリートロッコ列車(通称:上部専用軌道)、欅平上部から欅平までは標高差200mのエレベータで下り、トロッコ列車で欅平へと移動した。
 欅平からは、黒部渓谷鉄道(通称:トロッコ列車、一般乗車可能)で宇奈月駅に着いた。

上部専用軌道・バッテリー牽引車

4-1.上部専用軌道

 上部専用軌道は昭和14年に日本電力株式会社(関西電力株式会社の前身)が仙人谷ダム(黒部川第三発電所の取水ダム)の建設資材輸送路として欅平上部から仙人谷ダムまで延長5.7kmを敷設したものです。
(現在は黒部川第四発電所前までの6.5kmとなっています)
 このようなトンネルの輸送路となったのは、欅平から仙人谷までの河川勾配が1/24、高差250mという急峻な地形のため欅平から川沿いに軌道を延ばすことができなかったためで、エレベータで標高差200mを昇りこの上部専用軌道で残りの50mを徐々にあがっていきます。

上部専用軌道・人員輸送用客車

ほとんどがトンネルで、素掘りの場所が多くなっています。
また建設資材輸送が目的であったことからトンネルの内径が小さく、さらに道中、高温区域(現在のトンネル内は40℃程度)を通過するため、車両は蓄電式バッテリー駆動車と耐熱式客車を使用しています。
 このトンネルの掘削工事では、阿曽原から仙人谷までの間、約500mにおいて岩盤温度が160℃以上に達し、爆薬の自然発火など、我が国のトンネル工事史上に残る難工事となりました。
なお、これらの工事の様子は、小説「高熱隧道」に詳しく描かれています。

上部専用軌道耐熱客車内では                               説明担当者が同乗して説明があった

*この上部専用軌道の利用については軌道の状況を踏まえて当社従業員や工事関係者などに限っており、登山者などは「水平歩道」と「日電歩道」を利用されています。

(出典:トロッコ車両内パネル「上部専用軌道について」)より

4-2.高熱隧道

 仙人谷にダムを建設、そこは資材運搬するだけでも災害が発生する難所。資材運搬用トンネルや水路トンネルを仙人谷の欅平寄りに掘削したところ30m掘り進んだだけで岩盤温度は摂氏70℃となった。
更に推進するとさらに岩盤温度が上昇した。岩盤は触れただけでも火傷を起こすほどに上昇した。また、硫黄分が多く含まれた岩盤であり、掘削するためのダイナマイトが自然発火・暴発を起こした。岩盤温度は最高166℃にまで記録した。
 バッテリートロッコ列車で高熱隧道を通過したが、カメラのレンズがすぐに曇ってしまうほど、温度・湿度が高い隧道である。撮影装置そのものを温度・湿度になじませないと撮影ができなかった。

仙人峡に掛かる仙人谷停車場
仙人谷ダム(黒部川第三発電所用取水口)

4-4.欅平竪坑エレベータ

黒部川第四発電所から欅平上部駅の間を走っている「上部専用軌道」です。欅平上部駅は標高800mにあり、標高599mにある黒部峡谷鉄道の欅平駅とは、資材・人員共にエレベータで輸送されている。
 欅平竪坑エレベータは、全地下式で黒部川第三発電所の取水口である仙人谷ダムの建設のために作られた輸送ルートである。この付近の河川勾配は24分の1という急流であるため、これ以上欅平から河川沿いに鉄道を延長することが不可能であったので、山の中腹に垂直に貫く竪坑とさらにトンネルを開削し、鉄道を敷設して仙人谷ダム地点へ作業員の上下山と工事用資材の輸送に使用しております。その後、黒部川第四発電所の建設に当り仙人谷ダム地点から黒部川第四発電所前まで鉄道が延長されております。
            (出典:竪坑エレベータ内案内パネルより)


 
エレベータは人荷用積載荷重4.50tonと人員用0.45ton(6名)の2基があり、人荷用エレベータにはトロッコ用レールが設備されている。

欅平竪坑エレベータ
欅平竪坑エレベータ(人荷用)

4-5.トロッコ列車

 欅平から宇奈月駅まで運行されているトロッコ列車は今では観光列車として一般の人々に楽しまれているが、元来は黒部川渓谷の水資源開発のために建設された鉄道である。
 大正15年10月/宇奈月~猫又間、昭和5年8月/猫又~小屋平間、昭和12年7月/小屋平~欅平間と水資源開発に合わせて運転が開始された。
欅平駅から上部専用軌道の竪坑エレベータ下部までは、関西電力株式会社の専用軌道(500m)として、機材や人員の輸送という役割を担っている。

トロッコ列車 竪坑エレベータ下部に入線              
トロッコ列車
5.黒部川電力記念館

黒部川電力記念館は宇奈月駅前にあり、関西電力株式会社が水の宝庫と言われる黒部川の電源開発の歴史や黒部峡谷の自然を紹介している記念館。
 館内では、水のスクリーンや水盤に黒部峡谷の四季などを映し出す水のテーマシアターをはじめ、黒部ダム建設の歴史として、破砕帯などを分かりやすく映像を用いて解説している。
 また、水力発電の仕組みや役割についても水車模型やスライドショーなどにより、わかりやすく解説されていた。
黒部川電気記念館を最終地点として、見学会を無事に終了となった。               

黒部峡谷鉄道(関西電力グループ)
欅平駅、トロッコ列車の進行方向が宇奈月             写真の左奥が関西電力専用軌道へ続く
6.むすび

全7時間に渡る黒部ルートの見学会は、黒部渓谷という電源開発の重要性を理解する事ができました。
 黒部川という有数の急流であり水量を誇る渓谷が水資源開発という側面から有効な渓谷であること。
 しかし、傾斜の大きな地域だからこその水資源の開発の難しさ、さらには関西電力株式会社及び関係者の成長をめざし挑み続ける努力や集中力などがあってこ そ水資源が貴重な電力エネルギーとして再生されることになった経緯等を知ることができました。
 この度の見学会において、関西電力株式会社及び関係先の皆様による適切かつ丁寧なご案内・解説もあり非常に有意義な見学会になりました。
 この場を借りて、ご案内戴いた関西電力株式会社及び関係先の皆様に感謝すると共に、我々はこの電力エネルギーを有効活用することとします。

黒部川電力記念館

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

① 川崎火力発電所 ② NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎

活動名① 川崎火力発電所
② NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎
実施日平成31年(2019年)2月6日(水) 9:00~17:00
場所① 川崎火力発電所
  神奈川県川崎市川崎区千鳥町5-1
② NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎
  神奈川県川崎市宮前区南平台1-1
参加者26名(うち計装士会17名)
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 橋本明洋
1.はじめに

 今回は「川崎火力発電所」および「NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎」の見学会を実施しました。参加者は総勢26名、うち計装士会からは17名が参加しました。
 当日は川崎駅を定刻にバスで出発し、最初の見学先である川崎火力発電所に向かいました。道中は渋滞に巻き込まれる事もなくスムースに移動できたため、予定より早く目的地に到着してしまいました。
 川崎火力発電所では、世界最大級のMACC及びMACCⅡ発電システムを2班に別れ見学を行いました。
 川崎火力発電所の見学終了後、羽田空港第2ターミナルで昼休憩を挟み、NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎にて、東名高速及び第2東名高速の道路管制を行っている指令所を2班に別れ見学を行いました。
 見学後は、武蔵溝の口駅、川崎駅と別れ解散となりました。
 当日は小雨が降るなかの見学会となりましたが、事故や遅延もなく全工程を完了し、無事に見学会を実施する事ができました。
 また、アンケートの評価もよく、参加者にも満足いただけたと思います。

2.川崎火力発電所見学

 (1)施設概要
    川崎火力発電所は、280,000m2の敷地面積内に50MW級の火力発電システムが4基、71MW級の発電システムが2基の計6基の火力発電システムが設置されており、その運転・管理を行われています。
   設置されている火力発電システム(MACC及びMACCⅡ)は、世界最高水準の高効率を誇るガスタービンが使用
   されています。

集合写真 (川崎火力発電所)

 (2)ガイド付き見学ツアー
    施設概要の紹介・説明後、移動経路の都合により2班に別れ施設内の見学を行いました。

  ○ 発電設備
    最新鋭の発電システムであるMACCⅡでは、熱効率を上げるため燃焼ガス温度を1,600℃(MACCでは1,500℃)で運転されている。1,600℃という高温では金属が溶融する温度になるため、ガスタービンのフィンに は金属ではなく、セラミックが用いられている。また、セラミックのフィン周囲に空気の断熱層を形成するための吹き出し口を設け保護も行われており高温の燃焼ガス温度でも運転できるように対応がとられています。
    また、ガスタービンには法定点検が義務付けられており、点検中はその系統が発電できなくなる。川崎火力発電所では、そのダウンタイムを短くするため、予備のタービンが用意されており、メンテナンスのタイミングでタービンをローテーションされているとの事です。
    通常タービンはケーシングされているため、実物を見ることができないのですが、この見学会のときは交換されたタービンのメンテナンスが行われており、タービンの実物を見ることができました。
    川崎火力発電所では発電だけでなく、コンビナート地区へ蒸気による熱融通が行われています。これまでコンビナート地区の各社がボイラで蒸気を作成し原料の加工等に使用されていたのを、川崎火力発電所から供給される蒸気に置き換えることで、2018年度の1年間で約28,000kl(原油換算)の燃料と、約63,000tの二酸化炭素排出量の削減を達成されたとのことです。

見学風景 (ガスタービン及び発電機)
見学風景 (排熱回収ボイラ)
質疑風景
3.NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎

 (1)施設概要
    コミュニケーション・プラザ川崎は、NEXCO中日本の川崎管制センターに併設された企業PR施設で、NEXCO中日本の活動内容の紹介と川崎管制センターの見学が可能です。
    川崎管制センターでは、東名高速道路および第2東名高速道路の道路管制業務が行われています。

集合写真(NEXCO中日本コミュニケーション・プラザ川崎)

 (2)ガイド付き見学ツアー
    こちらでも2班に別れ、管制センターと高速道路の建設・管理業務の紹介施設の見学を行いました。

  ○ 管制センター
    東京都と愛知県を結ぶ東名高速及び第2東名高速の管制が行われています。
    管制センターでは、1km毎に設置された監視カメラからの情報や高速道路に埋め込まれたループコイルの情報により、「時間あたりの交通量」、「渋滞情報」、「事故や高速道路上の落下物等の異常情報」等が管制センター前面のパネルに表示されます。その情報を元にオペレーターが現地へ人を派遣や、高速道路上の電光掲示板への情報発信等がなされています。さらに、ラジオ用の中継ブースもあり、そこからの管制用のパネルを確認し、最新情報の発信もされています。また、管制センターには警察官の方も待機されており、事故などに備えておられました。
    たまたま見学中に高速道路上で実際に事故が起こり、オペレーターの方がその対応をとられる状況も見学することができました。

見学風景(管制センター)

管制センター

おわりに

 今回は、インフラに関わる施設等の監視・制御・運用を行っておられるところを選定し、見学会を企画しました。私自身も今回の見学会に参加したことで、気付きや新たな知見を得ることができ、有意義な見学会となりました。参加いただいた方々も、何か得ることがあったのであれば幸いです。
 最後に今回の見学会にご協力いただきました東京電力フュエル&パワー(現 株式会社JERA)及び、NEXCO中日本の関係者の皆様に感謝とお礼を申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

「振動と計測 (計装) 機器」

活動名「振動と計測 (計装) 機器」
講師
田村 純 講師
  三興コントロール㈱ 計測制御サービス事業部 部長
実施日平成30年(2018年)11月24日(火) 14:00~17:00
場所東京電業会館 3F会議室
  東京都港区元赤坂1-7-8
参加者17名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 橋本 明洋
1.はじめに

 平成30年度 関東・甲信越地区の勉強会を、平成30年11月24日に東京電業会館にて実施いたしましたので、ご報告いたします。

2.講習会内容

  テーマ「振動と計測(計装)機器」
   次の5つのテーマに分け、講義が進められた。
   1 「振動とは」
    ・振動の表し方
    ・振動量の基本的なパラメータと単位
    ・各パラメータ間の関係

   2 「振動センサ」
    ・振動計測の基本
    ・振動センサの原理
    ・地震動の計測
    ・地震計の校正とトレーサビリティ

   3 「振動の計測と校正」
    ・(産業)計測の意味
    ・振動変移、速度量のトレーサビリティ
    ・振動加速度の国家標準
    ・管理精度と許容値の源

   4 「可搬型低周波校正装置」
    ・振動計校正装置開発の経緯
    ・加震部の概要
    ・校正装置内臓の標準振動センサ
    ・今後の課題

   5 「3.11と加震試験」
    ・計装機器と加震試験
    ・加震のシステム概要
    ・加震の種類
    ・スィープ(掃引)と変調波形加震
    ・共振の探査の重要性
    ・加震試験状況の動画

   計測対象となる「振動」の定義及びその表し方の解説から始まり、振動センサの解説、校正の目的・意義の解説、振動校正装置開発時の課題とその対策を解説いただいた。
   また、実際に行われた加震試験の状況を、動画を交え解説いただいた。

3.まとめ

 本講義では、開発された振動校正装置において、重要となる要素を順序よく段階を踏んで解説いただけたため、目的や課題が大変理解しやすく、参考になりました。また、その周辺技術や校正の考え方等の解説もあり、勉強にもなりました。
 講義のオマケとして、産総研で管理されているキログラム原器公開の動画を上映いただきました。タイムリーな話題とあって、興味深く拝見させていただきました。
 最後に、ご多用中にもかかわらず、講師としてご説明・解説をいただきました田村純講師には厚く御礼を申し上げるとともに、ご参加くださった皆様のご活躍をお祈り申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

① 花王株式会社  ② 東京都水道局 森ヶ崎水再生センター

活動名① 花王株式会社
② 東京都水道局 森ヶ崎水再生センター
実施日平成30年(2018年)2月23日(金) 8:30~17:00
場所① 花王株式会社
  神奈川県川崎市川崎区浮島町1-2
② 東京都水道局 森ヶ崎水再生センター
  東京都大田区昭和島2-5-1
参加者22名(うち計装士会6名)
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 橋本明洋
1.はじめに

今回は「花王 川崎工場」および「森ヶ崎水再生センター」の見学会を実施しました。
 参加者は総勢22名、うち計装士会からは6名が参加しました。当日は品川駅を定刻にバスで出発し、最初の見学先である花王 川崎工場に向かいました。道中は渋滞に巻き込まれる事もなくスムースに移動できたため、予定より早く目的地に到着してしまいました。

花王 川崎工場では、製品の充填ライン、自動倉庫の見学を行いました。
 終了後、昼休憩を挟み、森ヶ崎水再生センターにて、バイオマス発電設備等の見学を行いました。
 見学後は、東京モノレールの昭和島駅に隣接していましたので、東京モノレールを利用するグループと出発地である品川駅までバスで移動するグループとに分かれ、解散しました。
 計画不足のため不手際もありましたが、事故や遅延もなく全工程を完了し、アンケートの評価もよく、見学会を実施する事ができました。

2.花王 川崎工場見学

(1)施設概要

花王 川崎工場では、主にシャンプーや衣料用洗剤を製造・出荷されています。

エントランスホール (参加者一同)

  2)ガイド付き見学ツアー

    製造・出荷工程としては、①原材料の受け入れ ②界面活性剤の製造 ③界面活性剤と他の原料との混合 ④容器への充填 ⑤段ボールへの梱包 ⑥自動倉庫へ仕分け・保管 ⑦出荷となっています。
    希望としては、①~③の材料の製造工程を見学したかったのですが、見学通路等整備されておられず、④の充填工程以降の見学となりました。

(1)充填工程・梱包工程

     見学時、製造ラインでは、コンパクトタイプのボトルへ衣料用洗剤が充填されていました。花王 川崎工場では、製造ラインの大幅な変更を行わずともサイズ違いのボトル、詰め替え用の容器といった異なる容器へ充填ができるように工夫がされているとの説明を受けました。
     また高度に自動化がされており、大きな工場にも関わらず少人数で管理が行われているとのことでした。

  (2)自動倉庫

     箱詰めされた製品をのせたパレットを、発送先に応じて先入れ先出しになるように、収納・保管がなされていました。見学時は11時ぐらいという事もあり、空いている棚がいくつか見受けられたのですが、製造ラインは24時間稼働しており、夜間勤務終わりぐらいで倉庫が一杯になると。そのあと順次出荷され、だいたい1日で保管されている製品が一巡するとのことでした。

3.森ケ崎水再生センター見学

 (1)施設概要

   東京都水道局が管理する下水処理施設の1つで、国内最大の水再生センターです。
   森ヶ崎水再生センターでは、水処理工程で発生した汚泥より消化ガス(メタンガス)の抽出を行っています。
   この消化ガスをバイオマス発電設備の燃料として活用されています。これ以外にも太陽光発電設備、小水力発
  電設備、NaS電池設備の運用をされています。運用されている設備規模は次の通りです。

  常用発電設備
   バイオマス発電設備(ガスエンジン発電機) : 3,200kW × 1基
   太陽光発電設備                 : 1MW (250W × 4,480枚)
   小水力発電設備                 : 95kW × 2基

  非常用発電設備
   非常用兼常用予備ガスタービン発電設備  : 1,840kW × 1基(汚泥消化ガス使用時)
   非常用ガスタービン発電設備          : 3,200kW × 2基

  2)ガイド付き見学ツアー

  (1)バイオマス発電設備
     下水処理過程で回収した汚泥を、汚泥処理施設にて濃縮し消化槽へ送ります。消化槽にて濃縮した汚泥を51℃の環境で2週間ほどおくことで、汚泥の有機分が消化ガス(メタンガス)になります。この消化ガスを燃料にガスエンジンで発電が行われます。発電時に発生した熱は、消化槽の環境を保つために使用されており、電気・熱共に有効利用がなされています。
     このバイオマス発電設備とNaS電池設備の運用・管理は、PFI事業として、発電設備の管理ノウハウを持つ民間企業に委託されています。

汚泥処理設備
ガスエンジン発電機

 (2)太陽光発電設備

   下水処理設備の反応槽の臭気・転落防止用の覆蓋上部に太陽光モジュールが設置されています。森ヶ崎水再生センター周辺は、羽田空港が近いこともあり、建物の高さ規制のエリアになっています。そのため、建物の陰になることがなく、高い効率で運用ができています。年間発電量は、約115万kWh(一般家庭の約330世帯分に相当)の発電を行っています。

 (3)小水力発電設備

   処理水の放流きょは、高潮などに備えて海面より数m高い位置に設置されています。その落差を利用した発電機が設置されています。取水方法は、サイフォンの原理を利用して取出している。
  年間発電量は、約80万kWh(一般家庭の約230世帯分に相当)の発電を行っています。

処理水放流きょ
水力発電機
集合写真(NaS 電池設備前)
おわりに

 今回の見学先は、参加者の現在の業務に直接関わる分野ではなかったかもしれませんが、何か得ることができたのであれば幸いです。
 最後に今回の見学会にご協力いただきました花王株式会社、東京都水道局の関係者の皆様に感謝とお礼を申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

「計測・校正における不確かさの使い方」

活動名「計測・校正における不確かさの使い方」
講師
田村 純 講師
  三興コントロール㈱ 計測制御サービス事業部 部長
実施日平成29年(2017年)3月8日(水) 14:00~17:00
場所虎の門電気ビル会議室 (地下1階)
  東京都港区虎ノ門2-8-1
参加者31名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 山本公一
講演内容

 1. 計測と精度
   ・計測と計量
   ・計測・計量、校正に関する用語の統一
   ・精度とは?
   ・精度の定義 ・センサ、計測機器と分析計の性能
   ・まちがいやすい言葉
   ・カタヨリとバラツキ
   ・計測の意味
   ・計器の使用目的
   ・計器の性能(仕様)
   ・様々な「精度」の記述
   ・カタログ表記の精度とは

2. 計測と校正
   ・保全と校正
   ・2つのはかる
   ・現代的な校正の定義
   ・定義で言っている事
   ・校正の目的
   ・本当の校正は「しつこい」のです
   ・比較と校正
   ・実際の校正
   ・校正の「方法」と「手順」
   ・温度計の比較校正例
   ・校正行為の明確化
   ・校正の実現のために
   ・現場での校正手順の例(時系列)
   ・校正の意味について
   ・校正値とは
   ・標準値は作るもの
   ・標準値を作り出すことの難しさ
   ・計器を使う時(私見)
   ・校正と調整
   ・校正の妥当性確認
   ・計器、計量機器の品質管理

3. 初めての不確かさ
   ・「不確かさ」の出現
   ・不確かさのJIS規格
   ・GUM(ガム)
   ・GUMの中の測定と校正
   ・不確かさ評価
   ・表示が要求される場面
   ・何故「不確かさ」なのか
   ・信頼できる数値
   ・カタヨリとバラツキ
   ・誤差の事実
   ・GUMの根底
   ・表す数値の信頼性
   ・不確かさのイメージ
   ・バラツキ
   ・考え方の変化
   ・バラツキが重要な訳
   ・バラツキの見える化とは?
   ・統計の考え方
   ・標準値と校正値の関係
   ・バラツキ量の計測と校正の足掛かり
   ・不確かさと「トンボ」表記
   ・バラツキは校正すると大きくなる
   ・主流はどちらか
   ・計器と性能
   ・不確かさ算出の基本
   ・具体的なバラツキとは
   ・校正時のバラツキ要因
   ・不確かさ評価方法の教育

 4. 不確かさの使い方
   ・不確かさのイメージ
   ・誤差と不確かさ
   ・検定とは
   ・不確かさを表現する際の注意
   ・不確かさを使う時に
   ・校正結果の不確かさ
   ・計測、校正と不確かさ
   ・製作工業と製造工業の差
   ・計測と校正のギャップ
   ・現場での校正の場合
   ・現場の不確かさ要素
   ・偏差(誤差)対 不確かさ
   ・使用場面による不確かさ数値の違い
   ・ある計器メーカーさんの精度表記
   ・「不確かさ」を使う場面

 5. 校正結果
   ・出回っている様々な校正の書類
   ・校正証明書の例
   ・校正結果の例
   ・校正に必要な文書
   ・校正証明書中の用語
   ・新JIS的・・・これからの表記方法
   ・不確かさ表記の一般的なルール
   ・校正結果の情報

 6.試験、検査と校正
   ・検査・試験と校正の境界
   ・検査・試験と校正の違い
   ・計測、校正から検査 ・試験へ
   ・CP設定の重要性
   ・判断するのは専門家
   ・メーカーの出荷検査も
   ・許容値と不確かさの違い
   ・許容値と不確かさの関係
   ・点(距離)から巾へ
   ・判定基準と不確かさ
   ・2つの品質管理手法の存在
   ・許容値と校正値
   ・不確かさと他のデータ

田村講師
田村講師
奥住副代表挨拶
所 感

 講義の前に奥住計装士会副代表幹事挨拶のあと、田村講師よる「計測、校正における不確かさの使い方」の勉強会を開催しました。アンケート結果にもあるように今回のテーマが参加者の業務に直結している上、意外と知らない、重要な内容であったため、長い時間にも関わらず、最後まで興味深く受講することができました。
 同じ【計測・不確かさ】といったテーマに関しても、計測器メーカ・製造メーカ毎に考え方、対応が異なり、施工・保守といった業務を行う側としても、対応方法・考え・手順等を明確にしなければならないと強く感じる講習となりました。
 今回の勉強会にお忙しい中、ご出席頂きました会員皆様と計装士会関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げますと共に、田村講師様にはご多忙中にもかかわらず貴重なご講演を頂きありがとうございました。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

① 筑波宇宙センター ② アサヒビール工場

活動名① 筑波宇宙センター
② アサヒビール工場
実施日平成29年(2017年)2月17日(金) 9:00~18:00
場所① 筑波宇宙センター
  茨城県つくば市千現2-1-1
② アサヒビール工場
  茨城県守谷市1-1-1
参加者31名(うち計装士会14名)
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 山本公一
1.はじめに

 今回は茨城県つくばエリアにある「筑波宇宙センター」および「アサヒビール茨城工場」の見学会を実施しました。
参加者は総勢31名、うち計装士会からは幹事を含め14名が参加しました。
 当日は東京駅新丸ビル前を定刻にバスで出発し、首都高速・常磐自動車道を利用し、最初の見学場所である筑波宇宙センターに到着しました。筑波宇宙センターにおきましては、管制室他をガイド付にて見学を行いました。終了後はバスにて、次の見学場所であるアサヒビール茨城工場に移動し、製造工程・原材料等の見学を行いました。見学終了後は、朝の集合場所である東京駅に予定時刻に戻り解散となりました。
 当日は強風により、高速道路の速度制限等がありましたが、無事、事故・遅延もなく全行程を完了し、アンケートの評価も良く、見学会を実施することができました。

2.筑波宇宙センター見学

 (1)施設概要
    JAXA(宇宙航空研究開発機構)の推進する活動のうち、人工衛星の開発・運用、宇宙環境の利用、宇宙飛行士の養成、ロケット・輸送システムの開発等を行う施設として、1972年に筑波緩急学園都市の一画に設立されました。
   主な見学施設としては、展示館「スペースドーム」、HⅡロケット実機等があります。
   展示館「スペースドーム」では、人工衛星(情報通信分野・地球観測分野)、人工衛星の歴史、国際宇宙ステーション実物大モデル、宇宙ステーション補給機「こうのとり」、ロケット・輸送システムの歴史等が展示と共にガイドによる説明が行われています。

(2)ガイド付き見学ツアー
  ① 追跡管制棟

宇宙服 NASA

  入口には宇宙服が展示されています。
 宇宙服は、強烈な太陽光を防ぐためのシールド、多層構造による宇宙服内温度上昇を防ぐための水冷システム、生命維持装置および各種調節用スイッチ類が主な構成となっています。
  次に管制室へ移動。
 そこでは、国際宇宙ステーション(ISS)内「きぼう」日本実験棟の運用管制官が3交代、24時間体制で運用を行っています。
 正面には大画面が3面設置され、「きぼう」外観、通信情報、NASA管制室の様子が表示されています。

  ②宇宙飛行士養成棟
    この建物においては、新規技術ではなく、これまでの歴史、宇宙での生活による影響等に関する研究に関するものが主な展示となっています。

  ・宇宙メダカ飼育実験
    飼育が容易であること、世代交代が早いとの理由で、宇宙環境による影響を調べる実験にメダカを使用しています。宇宙での飼育による骨量減少するプロセスを調べることにより、骨粗鬆症の治療方法の開発等も研究テーマとして挙げられています。

  ・宇宙飛行士訓練・試験、無重力空間での人体影響実験設備
    ロケットによる移動時の加速重力(縦・横)体験装置展示、無重力による血流の変化体験装置が展示されています。無重力状態では、ムーンフェイスと呼ばれる顔が浮腫んだような状態になります。これは、通常時に比べ、無重力状態では上半身に送られる血流量が増えることが原因です。この状況を再現するため、数日間足を頭より高くし、就寝するためのベッドが設置されています。

  ・宇宙食展示
    宇宙ステーションでは濃い味のものが好まれる傾向にあり、塩分の取り過ぎによる影響が問題になっているとの説明がありました。現在では、塩分は50%カットされた宇宙食が開発されているとのことです。宇宙食としては日本製およびアメリカ製のものが展示されています。

展示施設棟 HⅡ ロケット前にて (参加者一同)
3.アサヒビール茨城工場見学

 (1)施設概要
    全国8ヶ所にあるビール工場のうち最大規模を誇るのが、この茨城工場となります。

集合写真 (エントランスホール)

 (2)ガイド付見学ツアー
  ①オリエンテーションシアター
    3面の大画面スクリーンを利用し、茨城工場の歴史、ビール製造に関する概要、環境活動を含めた企業の取り組みの放映が行われます。放映後は、スクリーンが収納され、その背後に池、建物、木々が組み合わされた庭園が現れます。良い環境の下、ビール製造が行われているイメージが湧いてきます。

  ②原料展示
    主原料となる麦芽とホップを実際に手に取り香りと味を楽しむことができます。黒ビールと通常のビールとの違いは麦芽の焙煎度合いの差に依るものです。培燥工程により通常の麦芽、ロースト麦芽、黒麦芽といったビールの色と香りを決める幾種類もの麦芽が生まれます。
     この建物においては、新規技術ではなく、これまでの歴史、宇宙での生活による影響等に関する研究に関するものが主な展示となっています。

シアターから見た庭園
麦芽展示

  ③仕込み・発酵・熟成・ろ過工程
    実際の製造工程を見ることはできず、映像・パネルによる説明となります。発酵・熟成工程におけるタンクは建物外に設置され、低温で熟成されています。このタンクは最大のもので高さ20m、容量500kℓとなり、350mℓの缶ビールで約143万本で毎日1本ずつ飲んで4,000年かかる量を熟成しています。この工場での生産量は大びん換算で370万本/日となります。
    ろ過タンクでは、フィルタ付きの配管を下から上にビールを通過させ、ビール酵母等を除去します。ビール酵母にはたくさんの栄養成分が含まれていることから、健康食品として利用されます。
   また、「うまい!」ビールを届けるため、選抜試験に合格した30名ものパネリストによる官能試験(実際にビールを飲み、味・香り等を検査)が毎日、行われます。

  ④瓶詰・缶詰工程
    できあがったビールは、衛生管理されたフィーラールームにて、酸素を追い出した瓶・缶に詰められます。
   その後、蓋を取付、ラべリング工程を経て、ケース等に詰められます。

缶フィラー
ラベラー

  ⑤環境への取り組み・再資源化展示コーナー
    事業所内でのゴミ分別、再資源化100%目指す取り組みがパネルにて表示されています。
   (アサヒビール全工場で副産物・廃棄物再資源化100%達成)ペットボトルを再生し製作したユニフォームも展示されています。

  ⑥試飲コーナー
    見学ルートである地上30mのスカイロードを経由し、地上60mのアイムタワーへと移動します。
   (アイムタワー:Asahi Ibaraki Moriyaの頭文字から命名)ここでは、出来立てのスーパードライの試飲や美味しい家庭でもできるビールの注ぎ方の実演等があります。ちなみに「アサヒスーパードライ」は、2017年3月17日で発売開始から30年を迎えます。

試飲会場
おわりに

 関東・甲信越地区施設見学会は、研究施設・工場が多数存在するつくばエリアより、2つの施設を選びました。参加者の現在の業務に密接に関わると言った分野ではありませんでしたが、将来や普段の生活を感じられる興味深い内容であったと思います。
 最後に今回の見学会にご協力頂きました宇宙航空研究開発機構、アサヒビールの関係の皆様に感謝とお礼を申し上げます。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

「計装士のための再生エネルギーとその利用技術」

活動名「計装士のための再生エネルギーとその利用技術」
講師
福田 一成 講師
  アズビル㈱ ビルシステムカンパニー マーケティング本部 部長
実施日平成28年(2016年)2月19日(金) 14:00~16:30
場所虎の門電気ビル会議室 (地下1階)
  東京都港区虎ノ門2-8-1
参加者31名
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 袴田 昭夫
講演内容

 1. 再生可能エネルギーとは
    ・再生可能エネルギーの定義、意義、長所、短所
    ・化石エネルギーの時間軸、有限性
    ・地球のエネルギーの99.97%が太陽から
    ・我が国の再生可能エネルギー推進の歴史
    ・我が国のエネルギー供給の変遷
    ・今後の導入と技術開発の見通し
    ・2030年目標は野心的なのか
    ・再生エネルギーの本格利用に向けて

 2.各種再生可能エネルギーの特徴と課題
    ・再生可能エネルギー種類別普及量
    ・太陽光発電の用途と特徴
    ・風力発電の主要構成要素
    ・洋上風力発電の形態と水深の関係
    ・バイオマスエネルギー発電及び熱利用
    ・太陽熱発電

 3. 再生可能エネルギー利用技術
    ・再生可能エネルギー導入に伴う系統課題、対策技術
    ・スマートコミュニティの実証事業、電力アグリゲータ
    ・系統問題対策実証例

 4. 欧州最新事例
    ・リヨンコンフルエンス地区スマートコミュニティの実証事業事例及び視察時動画
    ・ドイツにおける太陽光、風力大量導入エリアでの需給制御事例
    ・Audi E-gas Plantの事例

福田講師
福田講師
聴講風景
聴講風景
所 感

 講義の前に奥住計装士会副代表幹事挨拶のあと、福田講師よる「計装士のための再生エネルギーとその利用技術」の勉強会を開催しました。
 講師のわかりやすい説明と講義 をうけ、アンケート結果にもあるように今回の勉強会出席者が良い内容で大変興味を、 持たれた勉強会でした。また、このテーマに関する欧州での最新事例も動画や写真も見 ることができ、私自身も大変良い勉強になりました。
 今回の勉強会にお忙しい中、ご出席頂きました会員皆様と計装士会関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げますと共に、福田講師様にはご多忙中にもかかわらず貴重なご講演を頂きありがとうございました。

以 上

カテゴリー
活動報告(関東・甲信越)

富士電機機器制御株式会社 吹上工場

活動名富士電機機器制御株式会社 吹上工場
実施日平成27年(2015年)11月17日(火) 9:00~18:00
場所富士電機機器制御株式会社 吹上工場
  埼玉県鴻巣市南1-5-45
参加者38名(うち計装士会21名)
主催計装士会
協賛(一社)日本計装工業会
報告者企画・研修委員 袴田 昭夫
1.はじめに

 今回は埼玉県鴻巣市にある富士電機機器制御株式会社吹上工場のショールーム「TECHNO WAVE FUKIAGE」と「TECHNO LAB」の見学会及び勉強会を実施しました。
 参加者は総勢38名、うち計装士会からは幹事を含め21名が参加しました。
 当日は池袋駅西口、東京芸術劇場前を定刻にバスで出発。首都高速及び関越自動車道を経由、途中東武東上線「東松山駅」より乗車される会員と合流し、見学先には予定通り到着しました。
 富士電機機器制御株式会社吹上工場の6階にある大ホールで昼食をとり吹上工場内の概要説明・見学及び後半には講師による勉強会を開催しました。
 見学等終了後は朝の集合場所池袋駅へ予定時刻に戻り解散となりました。 また、天候にも恵まれ会員の皆様からのアンケート結果も大変良い見学会であったと好評を頂き、盛況に開催することが出来ました。

2.富士電機機器制御株式会社について

 大ホールにて富士電機機器制御㈱吹上工場、黒川工場長様より挨拶のあと富士電機㈱北関東東支店飯嶌支店長様、富士電機機器制御㈱中尾課長様より会社概略説明と吹上工場の概要説明がありました。 

会社は1923年に富士電機製造㈱として創業し1943年に吹上工場が操業開始されました。
その後、電磁開閉器発売(1954年)・操作表示機器「コマンドスイッチ」発売(1960年)・漏電遮断機発売(1967年)、1984年に商号を「富士電機㈱」に変更。

2008年に富士電機機器制御㈱として開閉機器・制御機器・受配電機器・安全・セキュリティーソリューション・エネルギー管理機器等の事業分野と各主要製品を開発、製造、販売およびサービスを行い現在に至っています。 

国内製造拠点として、吹上事業所・大田原事業所・㈱秩父富士及び海外にも中国をはじめ多くの拠点があります。
 また、フランスで1963年に創業したシュナイダーエレクトリック㈱と一部事業を分割継承し富士電機機器制御㈱の受配電・制御機器事業における合弁事業も展開しております。 

吹上工場は東京ドーム3.3個分の広さを誇る工場で、関係会社を含めると約800名の従業員が働いており、富士電機の中では3番目に操業を開始した歴史ある基幹工場です。

 開発・設計から部品調達・部品加工・製品組み立てまで一貫したものづくりをおこなっている点も大きな特徴でもあります。また産業インフラの根幹を担う電気システムを支える「受配電・制御機器」等の開発・生産拠点でもあり、主力製品に電磁開閉器・高圧受配電機器等があります。 

吹上工場内には2012年にリニューアルオープンしたショールーム「TECHNO WAVE FUKIAGE」があり富士電機の事業、歴史、これからの受配電・制御機器の新しい姿や技術、ものづくりなどを「見て」「触って」「体感できる」施設であることから多くの見学者が来館しております。

3.見学内容

 昼食後、大ホールにて担当者様より本日の見学内容の説明及び注意事項を受け、2班に分かれて各施設を見学致しました。

(1)ショールーム「TECHNO WAVE FUKIAGE」
    ショールーム担当者の案内で各機器等の説明を受け最先端の製品に触れることができました。ショールーム内は富士電機が扱う様々な製品がわかりやすく展示されており、製品展示もテーマ別に各ブースに分かれていて見学時間が足りないほどでした。
   主な展示ブースは次の通りです。
  ・わたしたちの歴史資料
    富士電機と吹上工場の歴史や古い製品などが展示紹介されています。
  ・創エネ、省エネ
    3Dプロジェクションマッピングを使ったスマートコミュニティを紹介しています。
  ・模擬中央監視ルーム
    電力監視システムによる富士電機の関東12事業所のリアルタイムデーターを大型モニターで表示しています。
  ・機器制御
    電磁開閉器、操作スイッチ、インバータなどの各種コンポーネント製品を展示。
    各種デモ機で操作方法、動作原理などを確認できます。
  ・リニューアルとレトロフィット
    製品開発、生産を支えるコア技術への取り組みなどを見ることができます。
  ・受配電システム
    高圧から低圧までの保護機器、監視機器を実際の高圧盤、低圧盤及び壁面スケルトンを使いわかりやすく展示しているのを見ることができます。
   ・イノベーション
     一歩先を行く新しい技術と製品を紹介しています。
   ・FUKIAGE PLAZA
     吹上工場でのものづくりの取り組み、ものづくりを支える匠たちを紹介しています。

ショウルーム内説明
ショウルーム内の様子
ショールーム「TECHNO WAVE FUKIAGE」エントランスに

(2)研究開発、製品評価検証棟 「TECHNO LAB」

   エントランスホールにある大型タッチパネルを使ってTECHNO LAB にある試験装置などの紹介映像を見た後、廊下から各試験室を窓越に見学することが出来ました。
   TECHNO LAB内には次のような試験室等があり普段では見られない貴重な施設を見学することが出来ました。  

  ・特性試験室1
     実使用に即した温度にて、異常電流による動作時間を自動測定している試験室。  

  ・特性試験室2
    試作品の仕上がりを確認し、操作力や動作特性などの基本性能を検証する試験室。  

  ・遮断試験室
    事故を想定した大電流を通電し、電気的な安全性を検証する試験室。
  ・環境試験室
    環境要因(温度、湿度、気圧)による長期信頼性を短期間で加速的に見極める試験室。  

  ・試作室
    性能(機能)、構造の確認などの部品製作や製造実験を行なっている部屋。
  ・材料分析室
    素材の新規開発から製品評価のため、各種分析・調査を行っている部屋。

(3)勉強会(研修会) 

   見学後、大ホールへ戻り講師による勉強会(研修会)を行ないました。
   【テーマⅠ】「インバータによるファン・ポンプの省エネ手法」
   講師 富士電機㈱ パワエレ機器事業本部 ドライブ事業部
       技術部技術第一課 伊藤 誠 様   

1. インバータによるモータの省エネの原理と導入事例
   2. インバータ・モータ省エネの最新技術その1
     空調用自律制御系インバータ
   3. インバータ・モータ省エネの最新技術その2
     盤不要壁掛け型インバータ
   4. インバータ・モータ省エネの最新技術その3
     ・モータ効率のトップランナー規制について
     ・トップランナーモータ及び同期モータ 

  【テーマⅡ】 「省エネ対象現場に‘気付く’」 

  講師 一般財団法人 省エネルギーセンター
       技術相談員 藤田 稔 様 (富士電機㈱OB) 

   1. 省エネ対象現場を見つける
   2. 過去の気づきの例
   3. 気付き!
   4. 省エネ対象の見つけ方 提案事例その1
   5. 省エネ対象の見つけ方 提案事例その2
   6. 省エネ対象の見つけ方 提案事例その3
   7. 最後に

終了後は会員から講師の方への質疑もあり活発な意見が交換されました。

勉強会 (研修会) 風景
勉強会 (研修会) 風景
3.おわりに

 今回の関東・甲信越地区活動は工場の見学会と勉強会(研修会)をあわせた活動とな り大変有意義な一日でありました。後半に開催した勉強会(研修会)は各分野の専門講師にインバータに関するノウハウを教えて頂き、計装分野に携わっている会員の皆様も興味をもたれたことと思います。
 最後に今回、大変お世話いただきました富士電機制御機器株式会社、富士電機テクニカ株式会社、富士電機株式会社の各皆様へと関係者皆様に心より感謝とお礼を申し上げます。

以 上